チェロの体系を翻訳した感想を記す(3) ― 2020/07/29 23:24:43
チェロの体系を翻訳した感想を記す。 無伴奏チェロソロ
無伴奏チェロソロ
私はガブリエッリのリチェルカーレを知らなかった。確かに、第1番なら私でも弾けるかもしれない、と思った。バッハの無伴奏チェロ組曲と同じく若い番号ほど易しく、番号が増えると難しくなる。チェロの技巧を習得させるという教育目的がガブリエッリにはあったのだろうか。
無伴奏の曲のオリジナルは、バッハ以前か、レーガーやコダーイ以降かと思ってしまう。ポッパー選集、というのもあるが、ポッパーの無伴奏曲は練習曲だけではないか。もっとも内容を確かめていないので断言は避ける。
初心者のチェロで無伴奏というのは考えにくい。ある程度ピアノが弾ける人であれば、バッハの2声のインベンションの左手部分をチェロで弾き、右手部分を頭の中で鳴らすことで、ある程度充足した音楽が作れるのではないかと思う。
最近のコメント