デビルマンの歌を聞く2020/04/12 23:00

ナポリの六度を調べていたら、こんなページが見つかった。
https://guitarraskull.blogspot.com/2009/11/blog-post.html
ここでは、デビルマンの歌にはナポリの六度が使われている、と書かれている。YouTube で聞いてみたら、そのようにも聞こえるし、そうでないようにも聞こえる。ただ、ナポリの六度を使ったほうがかっこいい。耳コピーしてみた結果を abcjs で掲げてみた。「デビルアロー」は普通のサブドミナントのAmを使っておき、「デビルウィング」はナポリの六度でBbにしているのがミソである。

ナポリの六度を思い出す2020/04/11 23:00

私のこの音楽室には、ナポリの六度というカテゴリがある。しかし、このカテゴリには今まで2つの記事しかない。というのも、この曲はナポリの六度が使われている、と思ったことがほとんどないからだ。きっと、私が最近音楽を聞いていないからだけかもしれない。

さて、思い出せるナポリの六度を使った曲はないか、と頭を絞った結果、出てきたのはマイナーブルースとして有名な「イスラエル」だった。これは昔、ビル・エヴァンスのピアノで聴いてかっこいいと感激した曲だった。しかしジャズピアノは全く弾けず、もう数十年たってしまった。楽譜はわかれば載せる。

その後、楽譜を確認したところ私がナポリの六度だと思ったところはそうではなかった。私が Ebと思った箇所が、ルートが誤っていて正しくは Em7-5だったのだ。だからナポリの六度は成立しない。かっこいいことには変わりはないが、自分の耳のだめさ加減を晒すことになった。お恥ずかしい。

かわりに思い出したのがバッハのチェンバロ協奏曲のいくつかだったが、楽譜をよく見てみると典型例というにはちょっと苦しい。そのあたりの事情はあとで本館(まりんきょ学問所)のページで説明したい。

原博の前奏曲とフーガ第6番を分析する2019/10/14 20:38

原博の前奏曲とフーガから、第6番ニ短調を分析しようとしている。 前奏曲はパッサカリア形式である。フーガは3声である。 さてフーガの68小節から 69 小節にかけて、次のようなナポリの六度が表れる。下記は abcjs 形式による。本当はこの前後を含めて掲示できればよいのだが、その気力がない。また、3段譜を2段譜にするのがよいのだろうが、やはり気力がない。
abcjs の記譜法は、
http://www.ne.jp/asahi/music/marinkyo/ml/abc-regulo.html.ja
にある通りだ。

この譜面の前後と合わせると、このフーガの末尾は、J. S. バッハのフーガの技法 BWV 1080 のコンプラトゥンクス I を思わせる。

紀尾井ホール室内管弦楽団第109回定期演奏会2017/11/24 23:45

紀尾井ホール室内管弦楽団第109回定期演奏会に行ってきた。
メンデルスゾーン フィンガルの洞窟
シューマン     チェロ協奏曲
シューマン     交響曲第2番

メンデルスゾーンのこの曲は「ヘブリディーズ諸島」と呼ぶのが正しいのだが、物心ついたときから「フィンガルの洞窟」なのでそう記す。今までは冒頭と末尾しか聞いていなかったのがばれてしまった。途中で美しいクラリネットの二重奏があるのに、今回初めて気が付いた。いったい今まで何を聞いていたのだろう。
それはともかく、末尾の和声進行は強力なナポリの六度ではないか。さっそくネタに使わせてもらおう。

シューマンのチェロ協奏曲ではアントニオ・メネセスが登場した。冒頭のミラシドはシューマンが嫌いな私でも琴線に触れる。やはり実演は聞いてみるものだ。アンコールはメネセスによるバッハの無伴奏チェロ組曲第1番ト長調より「サラバンド」。拍節感を自分で作らなければいけない無伴奏の曲は結構苦手なのだが、はからずもそれを証明することになってしまった。

休憩のあとの交響曲第2番では、緩徐楽章の弦による弱音がことのほか気に入った。それまでのフォルテはこのためにあったのではなかったのかと思うほどだった。