マルティヌーの7つのアラベスクを聴く ― 2021/11/14 22:27:13
マルティヌーの7つのアラベスクを聴いてみた。ヴァイオリン(またはチェロ)とピアノのための作品で、リズムの練習という副題がついている。この中で、最も気の抜けた第4番を取り上げてみた。チェロは見事にペンタトニックである。これだけならばリズムの練習でもなんでもないだろうが、もちろんだんだんシンコペーションのリズムが取りにくくなってくる。ただ、7曲の中で、リズムの取り扱いはもっとも簡素ではないだろうか。
マルティヌーの「ロッシーニの主題による変奏曲」を聴く ― 2021/11/11 19:16:35
マルティヌーのチェロとピアノのための「ロッシーニの主題による変奏曲」を聴いた。ソドレミで始まっているが、ロッシーニの曲でこのような始まりの曲があっただろうか。パガニーニが主題として採用した「エジプトのモーゼ」からの曲は短調でミラシドだし、仮にソドレミにしたとしても曲の雰囲気は違う。まあ、マルティヌーの変奏は明るくて朗らかで、実によい。
マルティヌーの3つのマドリガルH.313を聴く ― 2021/11/10 22:38:32
マルティヌーの3つのマドリガル H.313 を聴いた。ヴァイオリンとヴィオラの二重奏という形態で、これもごきげんなマルティヌーだ。
マルティヌーの「マズルカ-ノクターン」を聴く ― 2021/11/09 23:00:00
NAXOS のマルティヌーのピアノ音楽第4集を聴く ― 2021/07/11 19:58:33
この音楽室には「マルティヌー」というカテゴリーがある。前に書いたのは2008年11月15日マルティヌー:ピアノ音楽第3集だった。13年経ってマルティヌーピアノ音楽第4集を聴いた。全部で36曲もある。
曲目などは、 タワーレコードのページなどを参照。
最初の7曲は「7つのチェコ舞曲<ボロヴァー>」である。私はたまに、この7曲だけを聴く。それでいいやと気になるからだ。しかし、これではいけませんね。
マルティヌー:ピアノ音楽第3集 ― 2008/11/15 07:58:05
・幻想曲とトッカータ(H.281)
・ピアノソナタ(H.350)
・練習曲とポルカ第1集(H.308/1)
・練習曲とポルカ第2集(H.308/2)
・練習曲とポルカ第3集(H.308/3)
・3つのチェコ舞曲(H.154)
からなる。
幻想曲とトッカータは、どちらも厚みのある曲だ。幻想曲には起伏があり、トッカータもところどころに休符があるなど、題名から連想される曲想とは異なる。また、幻想曲とトッカータの対比は弱い。協和音と不協和音の移り変わりが楽しい。
練習曲とポルカは、ちょっと妙な組み合わせである。練習曲の厳しさをポルカで紛らわす、という対比が面白い。
ピアノソナタと3つのチェコ舞曲は、まだよく聴いていない。
マルティヌー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ ― 2008/01/27 15:47:11
第2楽章は、実質緩徐楽章とフィナーレの2部。冒頭は、今度はバッハのインベンションが始まったかのようだ。フィナーレのアレグロはしゃべりたい放題で豊かだ。
マルティヌー:ピアノ五重奏曲第2番 ― 2008/01/27 15:34:30
第1楽章は、跳ねる(というよりずっこけるリズム)が楽しい。
第2楽章は、トリルで締まる、風景の広がる楽章。
第3楽章は、アクセントの強いスケルツォ。
第4楽章は緊張感ある弦のみの緩やかな序奏(つれあい曰く、誰かの葬式みたい)のあとに、リズミックな踊りとなる。ピアノの扱いは派手になる。
私は2種類の録音を持っている。
ヨゼフ・パーレニーチェク、スメタナ四重奏団の演奏は、アンサンブルの緻密さが濃厚だ。
カレル・コシャーレク、マルティヌー四重奏団の演奏は、リズムのメリハリが効いている。
マルティヌー:ピアノ五重奏曲第1番 ― 2008/01/27 15:03:33
第1楽章は、冒頭こそ厳めしいものの、聴き進めていくと意外とほほえましい。打ち場所を間違えたのではないかと思わせるテンションの利いた和音と単純な機能和声の組み合わせが楽しい。
第2楽章は、端正なリズムに高音域で薄く伸びる旋律がさわやかだ。どこかショスタコービッチのピアノ五重奏曲の緩徐楽章に通じるところがある。
第3楽章は、ヘミオラが顔をのぞかせた後、民謡風のメロディーが出入りするとぼけた味わいスケルツォ。
第4楽章は、冒頭がストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」のある箇所に似ている。おそらく確信犯か、あるいは共通の動機を使ったのか。
マルティヌー「ピアノ曲集第1巻」 ― 2007/03/03 21:16:03
この第1集は舞曲が多い。リズムが明確な舞曲は、マルティヌーの得意分野のようだ。
一方で、舞曲ではない「庭に面した窓」では、マルティヌー節が多少弱く聞こえる。それが聞きやすい、という点にもなるだろう。
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