ドヴォルジャークの「スターバト・マーテル」を聴く2024/10/12 21:51:59

ドヴォルジャークの「スターバト・マーテル」を聴いた。かなり昔にプーランクの「スターバト・マーテル」を歌ったことがあるので、どう違うのかを楽しみにしていた。聴き終わって、あまりにもプーランクの曲とは違うので困った。正直言って、あまり印象に残らなかったのだ。ドヴォルジャークの曲は考えてみれば、交響曲の8番、9番と室内楽いくつか、協奏曲いくつか、歌曲集いくつか(「聖書の歌」)などしか知らない。繰り返し聴いてみよう。

サン=サーンスの無伴奏合唱曲を聴く2024/05/12 17:19:51

サン=サーンスの無伴奏合唱曲を3曲聴いた。サン=サーンスの曲は軽い感じがして今一つ興味が持てないでいたのだが、今回3曲を聴いて、軽ければ軽いなりにいい感じがするような気がしてきた。昔はメンデルスゾーンの曲にも同様に軽いだけではないかという偏見があったが、今はメンデルスゾーンの軽さを楽しんでいる。

フォーレの変ヘ長調を探す2024/05/01 23:59:59

きのうのブログをもとに、フォーレの作品から変ヘ長調に一時的になる曲を探してみた。

まず合唱曲だが、レクイエム、小ミサ曲ほか、目につく曲を調べてみたが、出てこない。俺の探し方が悪いのだろうか。

バラード、幻想曲、主題と変奏など、ピアノが出て来る大規模な曲も楽譜を見てみたが、どういうわけか見つからない。主題と変奏の第11変奏は、嬰ハ長調→ホ長調→嬰ハ長調で、すべてこれはシャープで書かれているから違うんですね。曲調からいっても、変ニ長調→変ヘ長調→変ニ長調で書かれていてもおかしくないのに。

その他の曲については後日まとめる。

マーラーの交響曲第2番「復活」を聴く2024/01/05 19:02:23

マーラーの交響曲第2番「復活」を聴いた。マーラーの曲は何度か聴いているが、覚えているのは交響曲第1番「巨人」だけだ。交響曲第2番は昔覚えていたが、今は忘れてしまったので、改めて聴いてみた。冒頭は確かに聞き覚えがあったが、あとはさっぱりである。

アレッサンドロ・スカルラッティのマドリガル「死になさいとあなたは言う」を聴く2023/02/27 23:21:19

アレッサンドロ・スカルラッティのマドリガルを久しぶりに聴いた。「死になさいとあなたは言う」という、物騒な名前がついている。私はナポリ学派の曲は疎いが、このアレッサンドロ・スカルラッティのマドリガルはどれもいいと思う。今初めて気が付いたのだが、この曲も歌いだしはミラシドなので、ミラシドで始まる曲にも追加した。なお、調号がついていないのでイ短調に見えるが、実際の開始の調性はニ短調である。


フォーレの「見よ、忠実な僕を」(Ecce fidelis servus)を聴く2022/11/25 23:59:59

フォーレの「見よ、忠実な僕を」(Ecce fidelis servus)を聴いた。ソプラノ・テナー・ベースの混声三部合唱だ。簡素で深い、フォーレならではの音楽だ

フォーレの「汝はペテロなり」を聴く2022/11/24 23:38:20

フォーレの宗教曲で「汝はペテロなり」(Tu Es Petrus)を聴いた。楽譜はもっているけれど、あまり音源にはない作品で、少なくとも私は持っていない。今 YouTube で聴いてみた。冒頭は力強いのでフォーレらしくないが、転調はさすがフォーレである。この Tu Es Petrus というのは、何かキリスト教的に意味がある詞なのかどうか、調べてみた限りはわからない。


フォーレの「サンクタ・マーテル」を聴く2022/11/22 23:59:59

フォーレの作品番号のない曲に「サンクタ・マーテル」(Sancta Mater)がある。表題は「聖なる母よ」という意味で、「悲しみの歳暮」、失礼、「悲しみの聖母」(スターバト・マーテル, Stabat Mater)からの抜粋である。テノールとバリトン(またはソプラノとメゾソプラノ)の二重唱に混声四部合唱・ピアノ伴奏が加わる構成で、すがすがしい印象を受ける。ソプラノ・メゾソプラノの二重唱に女性三部合唱・ピアノの編曲版もある。

ave verum を聴いてみる2022/11/12 12:30:39

「アヴェ・ヴェルム」を聴いてみた。モーツァルトの有名な K 618ではなく、フォーレの「アヴェ・ヴェルム」Op.65-1のほうだ。女声二部という簡素な構成で、ヘ短調からヘ長調に転調するところがなんともいえずたまらない。モーツァルトの曲では一部歌詞が省略されているが、フォーレのほうは歌詞の省略はない。

プーランクの「グローリア」を聴く2022/08/21 16:22:05

私が合唱団にいたときには、けっこうその合唱団は外国の難しい曲をやることが多かったので、その曲が音源があればCDを買うことにしていた。たとえば、プーランクの「悲しみの歳暮聖母」を練習したことがあって、このプーランクの曲を含む CD を買った。この CD にカップリングされていたのはほかに「グローリア」と「黒い聖母像への連禱」だった。今久しぶりに、この「グローリア」を聴いている。

宗教的合唱曲で大きな位置を占めるものに「ミサ」がある。典型的なミサ文に曲をつけるもので、ミサ文には「キリエ」「グローリア」「クレド」などがある。このグローリアはミサのうちの「グローリア」のみにオーケストラ伴奏をつけたものだ。なかなか面白い。

私が思うに、オーケストラ伴奏の合唱曲で公演される曲目は全体の9割がベートーヴェンの交響曲第9番ではないだろうか。まあ、9割は大げさだろうが、他の曲の演奏頻度を圧倒しているのではないかと思う。該交響曲は傑作であることは認めるが、それがためにほかのもっと演奏されてしかるべきオーケストラつき合唱曲が冷遇されているとすれば残念だ。