チェロのシラバスを翻訳する(2)-体系のはじめに2020/07/17 23:00:00

http://www.cello.org/libraries/references/intro.html

を訳した。Wiki 記法で体裁を整えている。アサブロの Wiki 記法は下記を参照。

https://asahi-net.jp/asablo/help/guide/wiki.html

体系のはじめに

体系の曲は、技術的に易しいものから難しいものへという順序で一覧に掲げた。 進歩の段階すべてで、チェロの生徒は最高の音楽作品に触れ、そこから学ぶべきだ。 熱心に練習した結果は、最終的には報われるだろう。また、レパートリーを蓄積することは、聴衆のためにも適切であり、また聴衆を満足させることにもなろう。

太字で書かれた作品は、プロのリサイタルやコンサートで最も一般的にプログラムに載る作品であり、ソロのチェロレパートリーの中心を構成している(注:演習、研究、選集を除く)。これは、他の作品が価値が劣っている、ということではないことは、言うまでもない。実際、多くの優れた作品はあまり演奏されておらず、私たちのレパートリーの一部になるはずだ。 生徒はレパートリー全体を進んで探索すべきであり、さらに重要なことは、レパートリーについて十分な実用的知識を持っている必要があるということだ。

私たちが文献に挙げた作品のかなりのものはもともと他の楽器のために書かれている。たとえば、シューベルトのアルペジョーネソナタ、バッハのヴィオラダガンバソナタ、フランクのヴァイオリンソナタなどであり、レパートリーの中心にそれらを喜んで収録した。 他にも多数の編曲が行われている。 このドキュメントでそれらすべてを特定することは不可能だが、主に熟練した作曲家による興味深い選択を含めるよう努力した。

優先する版は最初に掲げ、そのあとで他の版を掲げた。イタリック体は、教育目的では必ずしも推奨していない。

{ } = 曲集の編集者

この体系の原典は ASTA (訳注:American String Teachers Association) 弦楽器シラバス(1986年改訂 )と王立音楽院シラバスに基づく。

この体系はベータ版である。 一覧にあるレパートリーのすべてをチェックしている最中なので、director@cello.org まで追加、変更、コメントをいただければ幸いである。

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