ハイドンのミサ曲を聴く2019/11/26 23:22

ハイドンのミサ曲を聴いた。私が聴いたのは、Hob. XXII/4 でオルガンがわりに活躍する大規模なミサ曲である。

オルガンがあるミサ曲は、オーケストラだけのとはどこか趣が違う。どんなストップを使っているのかはわからないけれど、楽し気な小鳥の鳴き声のようなオルガンソロを聴くと、こちらまで心が晴れ晴れしてくる。

だいたい、ミサ曲はキリスト教の曲だからイエスキリストをあがめるためのものであろうが、私のような無神論者はたんに音楽だけを楽しむものになっている。少なくとも私が合唱団にいたとき、キリエは、キリエ・エレイソン、クリステ・エレイソンと意味もわからず唱えるものとなっている。合唱団の団内指揮者は、エレイソンとは〇〇語で△△という意味からきていると繰り返していた。その説の成否は今となってはわからない。わたしにはわからなかったので、結局はキリエ・エレイソンはナム・アミダブツと同じようなものだと思っている。ちなみに、わたしは、ナム・アミダブツは最初、ナムアミ・ダブツと切れるのかと思っていた。

鳥のさえずりにように聞こえるフレーズの楽譜は、暇があれば掲げる。

ヒナステラ:「暁の光は赤く染まり」の主題によるトッカータ2008/01/29 22:45

主題は自作から取られている。
ぶっきらぼうな和音の塊から成る主題を受けて、12の変奏とトッカータが奏される。
半音とリズムの組み合わせ、
うねる単旋律が果てしなく続く、
和声の厚みが増す、
などの変奏手法がとられている。

トッカータは、音型だけからいえばシューマンのピアノ曲であるトッカータと似ているが、その後の変容はすさまじい。

音の豪快さで知られるヒナステラだが、この変奏曲では厚みと薄さと両者の対比で勝負する曲となっている。この方面からヒナステラを評価する人は少ないし、私もよさがわからないが、もっと研究が深まるとよいと思う。

ヒナステラ:トッカータ、ビリャンシーコとフーガ2008/01/29 22:29

トッカータ部分の冒頭はプラルトリラーで始まる。ちょうどバッハの「トッカータとフーガ」の冒頭に似ている。
その後、12のアメリカ風前奏曲op.12の第11曲「エイトール・ヴィラ=ロボスを讃えて」に酷似する旋律ほかが次々に現れる。全体にオルガンの壮麗さを強調している。

ビリャンシーコは一転して宥めるようなメロディーに変わる。ビリャンシーコとは、南米に伝わるクリスマスキャロルのこと。

フーガは、B-A-C-Hの主題に基づいて展開される。ただし、バッハの「フーガの技法」とも、またリストの曲とも異なる。最後は意外なほど素直に終わる。

もう少し聞き所はあるはずだ。