バッハの「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」を聴く2024/02/22 19:32:38

バッハのオルガンコラール「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV645」を聴いた。ソドレミで始まる曲として有名である。


バッハの前奏曲とフーガニ長調 BWV532 を聴く2023/03/29 23:15:28

バッハの前奏曲とフーガニ長調 BWV 532 を聴いた。前奏曲はこんな感じだ。ドレミファソラシドで始まる、なんとも素直な曲だ。

フーガはこんな感じだ。こんなくどいフーガはバッハの中では珍しいが、この力でぐいぐいと押していくところが好きだ。

プーランクの「オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲」を聴く2022/09/12 23:59:59

プーランクの「オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲」を聴いた。この曲はまずオルガンのマイナートニックの和音と、それに続く付点リズム、そして次の不協和音の和音が印象に強く残る。オルガンの曲で人々によく知られているものは、バッハの「トッカータとフーガニ短調」と、「オペラ座の怪人」であるが、このプーランクの冒頭も人々に知られるようになるといいなと思っている。
なお、あるオルガン奏者は、この曲の冒頭は、バッハの幻想曲とフーガ BWV 542(いわゆる『大フーガ』)の幻想曲の冒頭を意識したものだという。聴き比べるとみるといいだろう。

バッハの前奏曲とフーガイ短調 BWV543 を聴く(フーガ)2022/08/07 23:59:59

前日に引き続き、バッハの前奏曲とフーガイ短調 BWV543を取り上げる。今回はフーガである。このフーガもいい。前奏曲は分散和音と半音階の下降だったが、フーガの主題は分散和音と全音階の下降だ。こちらはクリシェなのでなんかくすぐったいのだが、そこがいい。

ついでにいうと、フーガには先駆型がある。BWV944 の(チェンバロの)「幻想曲とフーガ」のフーガがそれだ。幻想曲は白玉だけの和声で鍵盤楽器奏者の裁量に任される。フーガはきびきびとしていて、こちらもいい。私は昔、音楽之友社のバッハ作品集にこの先駆型の楽譜が載っていたのを知り、買いたいと思っていたが買わずにいたら、もうこの作品集は売っていないようなのだ。悲しい。


バッハの前奏曲とフーガイ短調 BWV543 を聴く(前奏曲)2022/08/06 19:51:37

私はオルガンの音楽をほとんど聴かない。ただ、昔レコードで買った BWV 543 は好きだ。この前奏曲は分散和音で下降していくが、この加工が半音階的になっているのに私はたまげた覚えがある。

コープランドの「オルガンと管弦楽のための交響曲」を聴く2022/04/16 17:08:23

家のCDをあさっていたら、コープランドの交響曲第3番と「オルガンと管弦楽のための交響曲」が入っているCDが出てきた。どちらもあまり聴いたことがない。そこで今更ながら「オルガンと管弦楽のための交響曲」を聴いてみた。なんというか、ヒナステラがオルガンとオーケストラの曲を書いたらこんなようになるのではないか、と思った。もちろん、ヒナステラの書法とコープランドの書法は違っているのだが、オルガンが入るとヒナステラの香りがしてくる。もっとも、冒頭の楽章は、やはりコープランドならではの冷ややかな抒情を感じる。

ハイドンのオルガン協奏曲第2番を聴く2021/03/19 23:00:00

ハイドンのオルガン協奏曲第2番 Hob.XVIII:8 を聴いた。2本のトランペットとティンパニが任意であるが、これらがあると華がある。楽譜を書こうと思ったが、IMSLP にはない。第1楽章の冒頭をわかる範囲で楽譜に起こしてみた。肝心のオルガンのソロはまだ出てこないので書いていない。


さて、ハイドンの作品を聴いた感想を長い間このブログにつづってきたが、今日でひとまず終わりとする。というのも、昔買った、 ハイドン作品40枚CD組(www.hmv.co.jp)を聴き終えたからだ。本当は残りのハイドンの交響曲も聴きたいが、それまでに自分の寿命が尽きてしまうかもしれない。次回からは、ほかの作曲家の作品も紹介したい。

ハイドンのオルガン協奏曲第3番を聴く2021/03/18 23:00:00

ハイドンのオルガン協奏曲第3番ハ長調を聴いた。第1番とそれほど変わりはないようだ。明るく、楽しい。

ハイドンのオルガン協奏曲第1番を聴く2021/03/17 23:00:00

ハイドンのオルガン協奏曲第1番ハ長調を聴いた。ハイドンのオルガン協奏曲は、多くは鍵盤楽器のために書かれたものであり、それがオルガンであるか、はたまたチェンバロであるか、ピアノであるかははっきりしないようなことが言われている。この作品は、鍵盤楽器としてオルガンを充てるのが普通だ。今回は第3楽章の冒頭を示す。明るい。

ハイドンの小オルガンミサ曲を聴く2021/02/16 22:06:35

ハイドン小ミサ曲よりクレド

ハイドンの小オルガンミサ曲変ロ長調 Hob.XXII/7 を聴いた。小ミサだから全曲通しても15分弱である。特筆すべきはクレドの短さで、3分強しかない。クレドは長文だからどうしてこんなに短いのか不思議だったが、声部によって異なる歌詞を同時に歌わせることによって曲を短くしている。現代のコンピュータでマルチコア処理を行っているようだ。なお、本曲ではグローリアでも同様の処理をしている。