ブラームスの交響曲第2番を聴く ― 2025/07/01 23:45:51
最近、必要があってブラームスの交響曲第2番を聴いている。ふつう、音楽は聴きたいときに聴くのが本当で、必要があって聴く、というのはどこかおかしい。それはともかく、ブラームスの交響曲全4曲のうち、最初に聴いたのがこの第2番だったと思う。その後、第1番も、第4番も、第3番も、たぶんこの順序で聴いたと思うのだが、私がブラームスの交響曲の中で一番落ち着くのが最初に聞いたからではないと思うのだがこの第2番だ。第1番は妙に力んでいるし、第3番は妙に張っている。第4番は好きだったときもあるけれど諦念が表に出ていてちょっと暗い。ということで、第2番がバランスが取れていて、今はこれを聴いている。
といいながら、私はこの第2番の第2楽章が全く思い出せなかった。ということでいろいろな演奏を少しずつ聴いている。最近お勧めがあったのが、ヨーゼフ・クリップスの指揮する演奏だ。勧めてくれた方は、第2楽章の冒頭で「チェロが歌うというのは、こういうことをいうのです」とベタ褒めである。わたしも最初聴いたとき、心が震えた。
まだまだ知らないコープランドの曲がある ― 2025/06/28 23:19:31
コープランドの組曲「入札地」を聴いた。初めてなので、まだ把握ができていない。もう少し何度も聴いてみよう。
コープランドの『アパラチアの春』を聴く ― 2025/06/27 23:18:07
コープランドの『アパラチアの春』を聴いた。アーロン・コープランドには多くの重要な作品があるのだろうが、私はほとんど聴いたことがない。だから、『アパラチアの春』が代表作だと勝手に思っている。許してください。コープランドさん。
シベリウスの『ポヒョラの娘』を聴く ― 2025/06/22 22:27:41
シベリウスの『ポヒョラの娘』を聴いた。シベリウスの曲は私が波長が合う曲と合わない曲があり、『ペレアスとメリザンド』は合わなかった。この『ポヒョラの娘』(『ポホヨラの娘』)はどうかと思って聴いてみたら、これはなかなかいいかもしれない、と思った。あと何回か聴いてみることにする。
越谷市民交響楽団の演奏会に行く ― 2025/06/14 22:23:45
越谷市民交響楽団の演奏会に行った。
ブルックナーの交響曲第5番第2楽章にミラシドがあるのを発見する ― 2025/06/09 15:03:24
きのう、ブルックナーの交響曲第5番第2楽章を聴いた。ミラシドで始まるのに気付いた。ドナドナ型である。
チャイコフスキーの『悲愴』を聴く ― 2025/05/30 22:19:06
録画していたビデオで、チャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』を聴いた。指揮は岩城宏之だった。岩城の『悲愴』といえば、まだ私がいたいけな小学生(だろうか)だったころ、何かのコマーシャルに使われたことだけは覚えている。提示部最後の(今ではバスクラリネットによって奏される)最弱音から、展開部の冒頭にはいる最強奏の切り替わりが子供心に大きく揺さぶったのだった。今、これほど心を揺さぶられる曲や演奏があるだろうか。いや、岩城の演奏がどうのこうの、というより、自分の心が摩耗してしまったのだ、と言いたかった。
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲を見る(5) ― 2025/05/21 22:21:51
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲(5)として5曲目の『優しさ(タンドレス)』をとり上げる。私見では、ドリー全6曲のうち、最もフォーレらしさが出ている曲ではないかと思う。
主部はのらりくらりとして(音楽のたとえにのらりくらりというのもおかしいが)つかみどころがない。管弦楽配置でいうと、メロディーをVn1とVn2だけでなく、チェロもdivisitの上がメロディーを奏している。この上のチェロは音域が結構高いので大変だ。ほかに和声を担当するのはCl, Fg(バソンというべきか), Tb, Hr, Va, Cb である。と中間部は一番オーボエと一番ホルンがカノンの先と後を担当する。音楽の流れはハープが作る。主部が戻ったあと、ごく短いコーダがついて終わる。
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲を見る(4) ― 2025/05/20 23:23:54
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲(4)として4曲目の『キティ・ヴァルス』をとり上げる。解説でたびたび言及されるように、フォーレはケティ・ヴァルスという表題だった。ドリーが飼っていた子犬の名前からとったのだが、出版社がキティとしてしまったので、猫のワルツのような誤解を与えて今日に至っている。キティがここでも出てくると過労キティになってしまう。
主部は4小節+2小節の動機なので、メロディーは滑らかなのに少し落ち着かない印象を与える。中間部は解決しない3拍子部分とヘミオラが延々と続く噛み合わせ部分からなる。全6曲のなかでは一番あっさりとしている。
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲を見る(3) ― 2025/05/19 21:43:12
フォーレ「ドリー」のオーケストラ編曲(2)として3曲目の『ドリーの』をとり上げる。主部は3拍子×2小節が動機をなすが、私の耳には2拍子×3小節のようにも聞こえる。ハーモニーの維持にはハープが一貫して用いられている。中間部はハープが休み、ハーモニーは弦や木管が担う。私が好きなのは25小節からの2番フルートと1番2番クラリネットによる伴奏だ。ここに来ると胸がきゅんとなる。
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