プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」を聴く2024/04/18 21:43:27

プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」を聴いた。

ラヴェルの「ラ・ヴァルス」を聴く2024/04/12 23:09:15

ラヴェルの「ラ・ヴァルス」を聴いた。この曲を指揮した指揮者は、4拍子で始まっているといったので調べてみた。ラヴェル自身が編曲した2台ピアノ版の楽譜を見てみると、楽譜は最初から最後までほぼ3拍子のままだが、初めのほうで1小節に等分された8連符があったりするので、これが4拍子ということなのかと理解した。それにしても、俺はラ・ヴァルスに4拍子の個所があったなんて知らなかった。俺は何を聴いていたのだろう。

ブルックナーとマーラーの違いを考える2024/04/08 22:15:36

わたしはドイツやオーストリアの音楽が苦手だ。ということになると、私は管弦楽がきけなくなってしまう。

ある方からこんなことを言われた。ブルックナーが嫌いということは、その源流のシューベルト、ベートーヴェン、モーツァルトに至るまで否定することになる。私は、ブルックナーが嫌いとその方に向っては言ってはいないけれど、ひょっとしたら何かの理由でそう思われたのかもしれない。

なぜドイツ音楽が自分で苦手とするのかはわからない。好きなものもある。ひょっとしたら、ドイツ音楽そのものではなく、ドイツ音楽が好きな方が抱いている、音楽に対する指向に私がついていけないのかもしれない。今でこそあまり言わないと思うが、ドイツ音楽に対して精神性がどうのこうのという主張があった。この精神性というのは何か、私はよくわからない。音楽なんて、楽しければそれでいいではないかといういいかげんな考えを私は抱いているから、精神性にはついていけないのだ。

そういえば、ブルックナーとマーラーの違いについては、やっと少しわかるような気がしてきた。ブルックナーは同じ旋律を何度も繰り返すしつこいタイプで、マーラーはいろいろな旋律をあちこち書き散らかすタイプだ、ということだ。それ以上の違いが私にはわからない。大きな共通点は、長い交響曲を書いたということで、この共通点などがたいしたことではない、という違いがわかるようにはまだなっていない。修行が足りないのだろうが、この違いがわかるような修行をしたいかというと、今のところはそのような気にはならない。

ブラームスの交響曲第4番を聴く2024/04/04 21:15:21

ブラームスの交響曲第4番を聴いた。以前、ブラームスの交響曲第2番を聴いたときに、「ブラームスの交響曲の交響曲は第3番以外思い出せない」と書いたが、この曲を聴いて、第4番の緩徐楽章は知っていることに気づいた。冒頭のフリギア旋法がなかなか乙なのだ。

マーラーの交響曲第3番を聴く2024/04/02 23:59:59

マーラーの交響曲第3番をビデオで聴いた。あまりにも長いので何回かに分けて聴いてきて、やっと今日聴き終わった。途中で聴いたことすら忘れて、あれ、この曲はマーラーの交響曲のはずだけれど何番だったかな、第5番のようなフレーズが聞こえてきたけれど、さっき児童合唱団が映っていたから5番じゃないよな、とかいいかげんなことを考えていた。しかし、あまりにもわからないのでビデオに入っていた曲目の解説をみて、ああそうだ、第3番だった、と今更ながら思った。感想はというと、あと10回ぐらい聴いてもわからないと思う。マーラーの第1番は、たぶん50回ぐらい聴いてやっとわかったぐらいだから、他の交響曲は私にはお呼びでないのかもしれない。

エサ=ペッカ・サロネンの「霧」を聴く2024/04/01 21:04:30

エサ=ペッカ・サロネンのオーケストラ曲「霧」を聴いた。バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番の前奏曲の引用から始まるが、フリギア旋法に変えられている。現代音楽なのでなんとも形容に困るのだが、全体のかなりの個所はこの前奏曲の音形がどこかしこに聞こえるので、それほど難渋には思わない。

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シューベルトの「冬の旅」を思い出す2024/03/04 22:47:01

私が参加しているオーケストラで、指導者が「シューベルトの音楽はオーケストラ曲であっても、歌が、リートがあるのです。美しき水車小屋の娘でも、冬の旅でも、聴いてください。」と団員に向かって説いていた。そういえば、「冬の旅」を全曲通して聴いたことがあったかどうか、忘れてしまった。

昔、親に買ってもらったシューベルトの2枚組のLPレコードの片面に「冬の旅」の抜粋があった。抜粋曲をすべて覚えてはいないが、第1曲「おやすみ」、第5曲「菩提樹」、第24曲「辻音楽師」があったことは覚えている。当時の私は、最後の「辻音楽師」のあまりの暗さに驚いて、「菩提樹」から「辻音楽師」の間にどんな歌が収録されていたか、全く覚えていないのだった。

ブラームスの交響曲第2番を聴く2024/02/29 23:59:59

ブラームスの交響曲第2番を聴いた。私は小さなころから交響曲を聴いているが、悪い癖がある。緩徐楽章をほとんど覚えていないのだ。いや、これは交響曲だけではなく、協奏曲や室内楽曲、独奏曲など、いわゆる複数楽章の形式で書かれた曲すべてにあてはまる。こまったことだ。ブラームスの交響曲でいうと、第3番の緩徐楽章は冒頭だけ覚えているが、あとの第1番、第2番、第4番の緩徐楽章は覚えていない。第2番の楽譜を見たけれど思い出せない。修行が足りない。

武満徹の「ノスタルジア ―アンドレイ・タルコフスキーの追憶に―」2024/02/28 19:42:46

武満徹の「ノスタルジア ―アンドレイ・タルコフスキーの追憶に―」を聴いた。

J.シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲を聴く2024/02/26 23:59:59

ヨハン・シュトラウス二世の喜歌劇「こうもり」序曲を聴いた。最近は作曲者を紹介するときにヨハン・シュトラウス一世か二世かを、特段言わないようだ。たいていJ.Strauss といえば二世のほうで、一世のほうはラデツキー行進曲などに限られているからだろうか。

さて、この「こうもり」序曲には思い入れがある。私がオーケストラで初めてチェロで参加して引いた曲だからだ。しかも、その初回のオーケストラのあとで、別のオーケストラでも弾いた、私がただ一つ2回弾いた曲でもある。つまり、私のオーケストラ体験は非常に貧弱なものであることがわかる。

楽譜は冒頭の数小節を、弦だけに限って写したものだ。ここを聴くだけでわくわくする。