将棋の囲いがパズル本に登場していることに驚く2025/04/01 22:44:56

きのう図書館から借りてきた本を読んでいた。パズルを題材にしてアルゴリズムを勉強する本だ。その本に誤植を発見したので、今日はそれだけの一日だった、と思いながら再度その本を読んでいたら、誤植があったのとは別のページを見て驚いた。虫食い算や覆面算のページで、普通は虫が食ったあとの□(任意の一文字が入る)や覆面算を表すアルファベット(なんでもよいが同じアルファベットには同じ数字が入る)などなのだが、私が見たページは虫食いの□と組み合わされていたのは漢字であった。しかもその漢字が将棋の駒を表す1文字であり、かつその漢字の並びが将棋の定跡で囲いとして有名な矢倉囲いだったり(居飛車)穴熊の形だったりしたのでこれは驚いた。さて、解けるだろうか。

渡辺明九段の投了を考える2024/12/16 22:19:47

将棋の渡辺明九段が、A級順位戦で投了した理由が話題になっている。「足の痛みを訴え、投了を告げた」ということである。この話題で思い出したのは、晩年の真部一男九段のエピソードである。対局中自身の体調不良のため序盤で投了したのだが、それも「自分はいい手を見つけたのだが、それを指すと相手が長考するだろうからその長考に自身の体が持たない」と考え、そのいい手を指さずに投了したのだ。将棋では、相手の手番で投了することはできない(したとしたら反則だろう)。

渡辺九段の足の痛みは、直接にはフットサルでの怪我だが、間接的には将棋対局における度重なる正座が重なったことによる膝の酷使があるという。内藤國雄九段はまだ順位戦に参加できる地位にありながら引退したが、この引退の理由の一つに正座が大変になってきたから、ということがあったように記憶している。やはり正座は、無理な姿勢なのだろう。

そういえば、去年までは椅子対局だったNHK将棋トーナメントは、今年からは畳の上の対局に戻った。仕事の環境ということで考えるべきことは多い。

佐々木勇気八段の竜王戦挑戦を知る2024/08/16 22:55:11

将棋の竜王戦で、佐々木勇気八段が藤井聡太竜王への挑戦を決めた。なお、将棋のプロには佐々木姓が佐々木慎七段と佐々木大地七段がいるので、以下姓名フルネームかつ敬称・段位略で記す。

私が佐々木勇気の名前を知ったのは、ある将棋大会であった。大会後の打ち上げの席で、アマチュア強豪の S さんに、今度プロで名人になりそうな若手はいるでしょうか、と尋ねたら、佐々木勇気というのがいる。あれは強い。名人になるかどうかはわからないが、いいところまでいく、と断言したのだった。まだ佐々木勇気が奨励会のころだと思う。今の活躍ぶりを思うと、見る人が見れば、わかるということを実感した。

ほどなくして佐々木勇気はプロ四段になり、少しずつではあるが順位戦のクラスも上げた。また、藤井聡太のデビュー以来29連勝の次の相手として、30連勝を阻んだことで佐々木勇気の名前が知られるようになった。

佐々木勇気はスイス・ジュネーヴ生まれで、三郷市で育っている。生まれと育ちの地の対比がおもしろい。

宮本浩次のコンサート会場を考える。2024/08/09 23:59:59

宮本浩次という歌手がいる。その宮本が、ソロ活動5周年記念ツアーをするという。ツアーは、「今、俺の行きたい場所」なのだそうだ。その場所を見ていると、
10月6日(日) 山形・天童/天童市市民文化会館
というように、天童市の名前がある。天童市といえば、将棋の駒の産地である。なぜ宮本は天童市を選んだのだろうか。理由はこうだ。
将棋の駒の生産地 竜王戦の舞台にもなった
天童がタイトル戦の舞台となったのは竜王戦だけではないはずだが、まあいいだろう。宮本は将棋が好きなのだ。それだけで、私は大した歌手だと手放しで喜んでいる。

将棋界の低音の魅力を考える2024/07/22 23:59:59

プロの将棋棋士は、全体に甲高い声の人が多い。例えば、加藤一二三九段が典型だろう。羽生九段も、今でこそ多少は低くなったが、昔はかなり甲高かったような覚えがある。そして今をときめく藤井聡太七冠も声は高めだ。そんななか、低音の魅力で迫る棋士はわずかながらいる。たとえば、佐藤康光九段は、けっこう低音だ。また、「セクシー」こと松尾歩八段も魅力ある低い声である。その二人に割って入ったのが伊藤匠叡王である。伊藤叡王は、年に似合わず声が低く、渋い。私は、佐藤、松尾、伊藤の3棋士を、勝手に「低音の魅力三羽烏」と呼んでいる。

詰将棋が解ける2024/07/11 23:59:59

きのうは詰将棋が解けなかったことを書いた。きょうは、別の詰将棋が日本将棋連盟のページにあって、そちらは解けた。ほっとした。

詰将棋が解けなくなる2024/07/10 23:27:52

日本将棋連盟のウェブページには、日替わりで詰将棋が出ている。今日は7手詰だったが、これが20分かかっても解けなかった。初手だけカンニングしたら30秒であとの詰め筋はわかったのだが、バカすぎて涙が出る。

伊藤匠七段の叡王獲得を喜ぶ2024/06/20 19:38:30

将棋の伊藤匠七段が叡王を藤井聡太八冠から獲得した。すばらしい。伊藤叡王、おめでとうございます。

藤井聡太から番勝負でリードしたのはこの叡王戦での伊藤が初めてであり、これには驚いた。一度追いつかれ2勝2敗になったが、それから突き放して本日の最終戦で勝利したのだ。

私が伊藤匠の名前を知ったのは、2021年4月に放映された、第71回NHK杯1回戦第2局だった。相手は松尾歩八段、セクシーの名前が似合う強豪である。このときの伊藤へのインタビューは今でも覚えている。初出場の印象は、と聞かれて、伊藤が「子供のころからずっと夢見ていた舞台ですので…・・」と答えたことを受け、解説者であり、また伊藤の師匠でもある宮田利男八段が、「いまでも子供じゃないか……」とコメントしていたのには、思わず笑ってしまった。詳しくは、宮田八段の名解説一公の将棋雑記所収)を参照。

伊藤匠は21歳。もう立派な大人である。私が伊藤匠が好きなのは、棋力もそうだが、きゃしゃにあ顔つきに似合わぬ、よく響く低音なのだ。

山根ことみ女流三段のファンになる2024/05/17 22:59:52

毎週日曜日はNHK教育テレビ(Eテレなんて恥ずかしくて言えない)の『将棋フォーカス』を見ている。今年の 4 月から将棋講座は中川大輔八段が講師を勤めているが、その相手が山根ことみ女流三段である。この山根さんが、非常にいい。愛らしい、といってもいいほどだ。中川さんがいかついためか、その対比が鮮やかだ。山根さんが誰に似ているか、私はわからなかった。インターネットによれば、能年玲奈(現 のん)や西野七瀬に似ているという。私は人の顔の識別がはなはだ苦手でこういう比較が適切かは判断できないので、紹介にとどめる。

山根さんを近くで見たければ、山根さんが出るイベントに行くという手があるだろう。いろいろなイベントがあるが、もっとも近くに合法的に行けるイベントしては、指導対局がある。ただ、それには費用がかかるし、また駒落ちの定跡を学ばなければいけないだろう。もちろん、定跡を学ばずに指してもいいのだが、それは私にとって相当失礼な態度だと思ってしまうのだ。まあ、金もないから、今は週に一回、10 分ちょっとの講座を見られるだけで、よしとしなければならない。

音楽宣伝誌を見る2024/04/21 16:59:40

「ぶらあぼ」という音楽宣伝誌の5月号を見た。すると、調布国際音楽祭 2024 スペシャル座談会 という触れ込みで、鈴木優人×廣津留すみれ×佐藤天彦という記事があった。佐藤天彦は将棋棋士九段で、名人位3期保持という実績を誇っている。佐藤九段は作曲理論を習っているとは聞いていたが、誰についているのかは知らなかった。この記事を見ると、九段の口から「実は、今回出演される中島章博さんに作曲を習っているんです」という発言があった。この音楽祭に行ってみたいと思ったが、調布は越谷からはかなり遠い。あきらめた。