フォーレの The Complete Works を手に入れる ― 2024/11/11 23:03:02
掲示板にドラさんからの情報があり、ワーナーからフォーレ全集が発売されたことを知った。どうしようかずっと考えていたが意を決して購入することに決め、今日手に入れた。私がまだCDで聞いたことがないのは特に以下の曲である。
- プロメテ
- 葬送の歌(軍楽隊のための)
- ピアノソナタヘ長調
- マズルカ変ロ長調
ほかにも歴史的録音の部があり、フォーレ自身がピアノロールに入れた演奏などがあり、これもCDでは聴いていない。楽しみだ。
コメント
_ ドラ ― 2024/11/17 18:29:59
_ まりんきょ ― 2024/11/17 23:40:17
コメントありがとうございます。意を決して買いました!
小生、古い人間のためかなかなか音楽のサブスクに踏み切れないでいます(雑誌は1種類だけサブスクしています)が、徐々に部屋のCDの棚が肥大化していくのを見ると気分が圧迫されます。おっしゃる通り、サブスクとフィジカルを上手く両立させたいですね。
ローラン・ヴァグシャルによるピアノ独奏作品は発売延期となってしまったのですか。残念です。無事発売されますように、祈っています。そちらを手に入れられましたら是非感想をお聞かせください。
小生、古い人間のためかなかなか音楽のサブスクに踏み切れないでいます(雑誌は1種類だけサブスクしています)が、徐々に部屋のCDの棚が肥大化していくのを見ると気分が圧迫されます。おっしゃる通り、サブスクとフィジカルを上手く両立させたいですね。
ローラン・ヴァグシャルによるピアノ独奏作品は発売延期となってしまったのですか。残念です。無事発売されますように、祈っています。そちらを手に入れられましたら是非感想をお聞かせください。
_ ドラ ― 2024/11/24 20:30:14
ワーナーのフォーレ作品全集を聴き終えました。
初めて聴く作品にひかれて購入しましたが、意外と歴史的録音も面白かったです。
特に、ロンのピアノ演奏は最新リマスターもあって情報量と解像度の向上が感じられました。
惜しむらくはフォーレの自作自演の録音がピアノロールなのにモノラルである事と、他のピアノロールによる自作自演が収録されていなかった点でしょうか。特に、ノクターン第7番の自作自演は下記リンクのYoutubeにありますが、早い箇所がかなり早く、結構面白い演奏だけに収録して欲しかったですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jIkweLLTigs
とはいえ、フォーレ没後100周年に相応しい全集だったと思います。またじっくり聴きたいと思います。
初めて聴く作品にひかれて購入しましたが、意外と歴史的録音も面白かったです。
特に、ロンのピアノ演奏は最新リマスターもあって情報量と解像度の向上が感じられました。
惜しむらくはフォーレの自作自演の録音がピアノロールなのにモノラルである事と、他のピアノロールによる自作自演が収録されていなかった点でしょうか。特に、ノクターン第7番の自作自演は下記リンクのYoutubeにありますが、早い箇所がかなり早く、結構面白い演奏だけに収録して欲しかったですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jIkweLLTigs
とはいえ、フォーレ没後100周年に相応しい全集だったと思います。またじっくり聴きたいと思います。
_ まるやま ― 2024/11/25 10:47:39
そうなんですね。歴史的録音はフォーレの自作自演しか聴いていないないので、これからが楽しみです。
マルグリット・ロンのピアノ演奏は演奏解釈ばかりが気になっていましたが、今回の全集版で聴くときには音色にも注意しようと思います。
フォーレの夜想曲第7番の自作自演を聴いてみるとなかなか面白いですね。私のフォーレ像とは正直違っていて、作曲者はこう考えていたのかと正直驚きました。
まだ全体の1/4ぐらいしか聴いていないので、時間をかけて楽しむつもりです。
マルグリット・ロンのピアノ演奏は演奏解釈ばかりが気になっていましたが、今回の全集版で聴くときには音色にも注意しようと思います。
フォーレの夜想曲第7番の自作自演を聴いてみるとなかなか面白いですね。私のフォーレ像とは正直違っていて、作曲者はこう考えていたのかと正直驚きました。
まだ全体の1/4ぐらいしか聴いていないので、時間をかけて楽しむつもりです。
_ ドラ ― 2025/03/22 21:39:37
ローラン・ヴァグシャルのピアノ独奏作品全集ですが、延期に延期を重ねて3月にやっと発売されました。タワレコに注文していたものがやっと届きましたので、早速聴きました。
演奏はピアノのニュアンス、ダイナミックは過不足なく、テンポも曲ごとに速かったり遅かったりと変化が富んでおり、結構楽しめました。欲を言えば音色に何か特徴があれば一段と良かったかなと思いました。自分は音色を重点で聴くためにそう思ったのかもしれません。普通に良い演奏だと思います。
さて、ウリの一つである世界初録音、或いは滅多に演奏されていない作品ですが、ローラン・ヴァグシャル自身の訳を日本語訳したものがありましたので、自分の感想を含めて要約いたします。
ソナタヘ長調…1863年にメイエール学校時代に作曲した作品。若いピアニスト(誰とは記載なし)の姪に献呈した作品とのこと。古典様式で書かれており、モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンをモデルにしたとのこと。個人的にはベートーヴェンの中期ピアノソナタに似ている気がします。
マズルカ…ネクトゥーによると1865年作曲との事。ショパンのインスピレーションを受けているのではとの事。個人的にはフォーレの作品の個性が出てきているような作品だと思います。
ガヴォット…1869年作曲。マスクとベルガマスクのガヴォットと同じ曲。交響曲ヘ長調にも伊調されたとの事。マスクとベルガマスクのガヴォットと比べると色彩に欠けるが、ユーモアさはピアノの方があるような気がします。
前奏曲とフーガホ短調…1869年にレンヌ出身の友人夫婦の娘に献呈された作品。フーガは手を入れられ、8つの小品集第6曲に収録される。前奏曲は厳粛で、バッハを思わせます。何となく後期のフォーレの作品のように感じます。
以上となります。個人的にはこれらの曲が聴けただけでも満足できたと思います。
これらの作品以外にも収録されていない作品もありますので、いずれは誰かが録音してくれればと思います。
因みにサブスクでは残念ながらSpotifyぐらいしか聴けないようです。
下記リンクになりますので、よろしければどうぞ。
https://open.spotify.com/intl-ja/album/51NTshQWXOchCjcnldK0MK
演奏はピアノのニュアンス、ダイナミックは過不足なく、テンポも曲ごとに速かったり遅かったりと変化が富んでおり、結構楽しめました。欲を言えば音色に何か特徴があれば一段と良かったかなと思いました。自分は音色を重点で聴くためにそう思ったのかもしれません。普通に良い演奏だと思います。
さて、ウリの一つである世界初録音、或いは滅多に演奏されていない作品ですが、ローラン・ヴァグシャル自身の訳を日本語訳したものがありましたので、自分の感想を含めて要約いたします。
ソナタヘ長調…1863年にメイエール学校時代に作曲した作品。若いピアニスト(誰とは記載なし)の姪に献呈した作品とのこと。古典様式で書かれており、モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンをモデルにしたとのこと。個人的にはベートーヴェンの中期ピアノソナタに似ている気がします。
マズルカ…ネクトゥーによると1865年作曲との事。ショパンのインスピレーションを受けているのではとの事。個人的にはフォーレの作品の個性が出てきているような作品だと思います。
ガヴォット…1869年作曲。マスクとベルガマスクのガヴォットと同じ曲。交響曲ヘ長調にも伊調されたとの事。マスクとベルガマスクのガヴォットと比べると色彩に欠けるが、ユーモアさはピアノの方があるような気がします。
前奏曲とフーガホ短調…1869年にレンヌ出身の友人夫婦の娘に献呈された作品。フーガは手を入れられ、8つの小品集第6曲に収録される。前奏曲は厳粛で、バッハを思わせます。何となく後期のフォーレの作品のように感じます。
以上となります。個人的にはこれらの曲が聴けただけでも満足できたと思います。
これらの作品以外にも収録されていない作品もありますので、いずれは誰かが録音してくれればと思います。
因みにサブスクでは残念ながらSpotifyぐらいしか聴けないようです。
下記リンクになりますので、よろしければどうぞ。
https://open.spotify.com/intl-ja/album/51NTshQWXOchCjcnldK0MK
_ まるやま ― 2025/03/30 16:49:30
コメントありがとうございます。ローラン・ヴァグシャルのピアノ独奏作品全集はそんなに延期されていたとは知りませんでした。
ソナタヘ長調と作品番号なしのマズルカはフォーレ全集に入っていたニコラ・スタヴィの演奏で初めて聴きましたが、ガヴォットや前奏曲とフーガホ短調はまだ聴いたことがありません。ローラン・ヴァグシャルのピアノ曲全集を買おうか迷っています。「前奏曲とフーガホ短調」の前奏曲は、少し前にインターネットで自筆譜を見たような気がします。確かに厳粛な感じがしたように思います。ご紹介のあったSpotifyは機会がありましたら聴いてみます。
ソナタヘ長調と作品番号なしのマズルカはフォーレ全集に入っていたニコラ・スタヴィの演奏で初めて聴きましたが、ガヴォットや前奏曲とフーガホ短調はまだ聴いたことがありません。ローラン・ヴァグシャルのピアノ曲全集を買おうか迷っています。「前奏曲とフーガホ短調」の前奏曲は、少し前にインターネットで自筆譜を見たような気がします。確かに厳粛な感じがしたように思います。ご紹介のあったSpotifyは機会がありましたら聴いてみます。
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_ まりんきょの音楽室 - 2024/11/12 23:30:12
きのう買ったフォーレの全集から「プロメテ」を聴いた。不覚にも、途中うつらうつらしてしまったところがあったのでもう一度聴きなおすつもりだ。簡素で力強い音楽だが、そんなな
_ まりんきょの音楽室 - 2024/11/14 23:28:25
少し前に買ったフォーレ全集のなかから「アポロへの賛歌」(Hymne à Apollon)を聴いた。以前 YouTube で聴いたことはあったが、こうして CD で聴くのは初めてだ。よちよち歩きの旋律にお
_ まりんきょの音楽室 - 2024/11/18 22:56:40
少し前に買ったフォーレ全集のなかから宗教曲や合唱曲を聴いた。CD 18 の一部に当たる。中には、「La Passion」(ラ・パッション)など、未聴のものもあった。Ave Maria Op.93 はピアノ伴奏
自分も購入し、現在聴いております。既に所持している音源も多いのですが、やはりまとまって聴ける安心感がありますね。
最近はサブスクが当たり前になってきましたが、手元に置いておきたいと思うものは購入しております。サブスクとフィジカルは上手く両立したいですね。
なお、掲示板にも書かせていただきました、ローラン・ヴァグシャルによるピアノ独奏作品全集ですが、ワーナーのフォーレ作品全集とほぼ同時期の発売だったのが残念ながら発売延期となってしまいました。正確には日本語解説書付きの方ですが、解説の訳に期待してこちらを購入する事に決めました。ピアノソナタ等の珍しい作品の解説に期待したいです。