チェロの練習に出かける2024/04/11 23:06:42

チェロの練習に出かけた。今さらっているのは、チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」とクライスラーの「美しきロスマリン」である。どちらも私に似合わないが、そんなことを言ってはどんな曲も私に似合わないと言われそうだ。とにかく、さらうことに意味があるのだと信じている。

「感傷的なワルツ」は、音の伸び方が足りないのが問題だ。いろいろな方法を先生が教えてくれるのだが、ある一つの方法を実行しようとすると別の方法がおろそかになってしまう。そんな繰り返しでなかなか全体としてよくなるようにはならないのだった。

「美しきロスマリン」は、いつかも書いたようにバイオリンの曲だ。それをチェロでやろうとするのは無謀であるが、最近は「感傷的なワルツ」を含めてメロディーを歌う曲を主に練習しているので、たまには弓捌きを主とした練習をしてみたいと思って選んだのだった。実際、先生は弓捌きの方法をいろいろ教えてくれる。しかし、こちらもある一つの方法を実行しようとすると別の方法がおろそかになってしまう。本当に困ったものである。

「美しきロスマリン」を練習する2024/03/19 21:53:59

チェロの分際で何を言うか、という声もあるだろうが、クライスラーの「美しきロスマリン」を練習することにした。クライスラーの作品は「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」と「ベートーヴェンの主題によるロンディーノ」の4曲しか知らない俺だが、この4曲は大好きだ。それで、チェロでも弾けるのではないかと思ってたまたま楽譜のあった「美しきロスマリン」に挑戦したが、見事に撃沈した。チェロの先生は「ヴァイオリンだとすらすらできることが、チェロには難しいんですよね。ヨーヨーマはこの曲を演奏していて、ヨーヨーマぐらいになるとヴァイオリンのように弾きこなしていますけれど」と言われ、意気消沈した。

バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を弾く2024/03/17 23:59:59

チェロの練習があり、その中の一人が「主よ、人の望みの喜びよ」のチェロ四重奏版という編曲を持ってきたので、やってみた。バッハを久しぶりに弾いて、安心した。

というのは間違いで、昨日も実は「主よ、人の望みの喜びよ」を別の編成で弾いたのだった。きのうの練習でも、自分の腕はともかくとして、やはりバッハの音楽に安らぎを覚えた。

そういえば、「主よ、人の望みの喜びよ」と発音すると、「酒よ、人の望みの喜びよ」とも聞こえる。インターネットを見ても、複数のページにこの表題が踊っている。

そういえば、酒を飲む機会が月に1、2度になってしまった。健康と財布のためにはいいことだが、ちょっと寂しい。

私は家ではめったに飲まない。外で飲む酒はほとんどがビールと紹興酒である。なぜ紹興酒かというと、外で飲む機会があるときはほとんどが行きつけの中華料理屋で、そうなると紹興酒のボトルを頼むのが安上がりだからだ。たいていはボトル1本を3,4人であけるぐらいで済むが、もう少し増えるとボトル2本を空にすることもある。この料理屋はボトルキープができるはずだが、どういうわけかしたことが一度もない。

外で飲むときは甲類焼酎もよく飲んでいた。焼酎も安くておいしいからだ。

まったく飲まない酒もある。たとえば、ウィスキーは飲まない。若いころはウィスキーを飲み過ぎて悪酔いしたことがよくあった。学生が行くようなコンパの席だったはずだ。サントリーのホワイトをではなかっただろうか。もちろん、トリスも飲んだし、レッドも、角瓶も、オールドも、リザーブも飲んだけれど(それ以上の、たとえば「山崎」とかはない)、自分にはふさわしくない酒のような気がした。ニッカのウイスキーやキリンのシーバスリーガルも飲んだが、ウイスキーは私にはどうも合わない。ただ、バーボンは少し飲むことがある。高校・大学の同級生が、バーボンしか飲まないというようなことを言っていて、かっこいい、うらやましい、と思ったのがきっかけだ。ああ、そういえば、家でウイスキーを買ってきて飲んだことは一度もない。ついでにいえば、ウイスキーを贈られてきたこともない。ただし、持ち込み可の店やホームパーティーで、開封したウイスキーが残ってしまって持ち帰ったことならある。

またブランデーも飲まない。一度、ある方のお宅に招かれてブランデーを飲むことになった。おいしかったのでどんどん飲んでいたら眠ってしまいご迷惑をかけたことがあった。その方のお宅ではラーメンも一緒に食べたのだが、ブランデーを飲みながらラーメンを食べていたのだろうか。どうもよくわからない。これ以降、ブランデーを飲む機会はない。

そういえば、カクテルも滅多に頼まない。だいたい、カクテルを供する店に行かない。仮にカクテルを頼まなければいけない仕儀になったときは、ドライマティーニにする。

ほかの酒については暇なときに書こう。

「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴く2024/01/23 23:21:17

「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴いた。

チェロの演奏会に行く2023/10/14 22:51:58

チェロの演奏会に行った。場所は浜離宮朝日ホールである。プログラムの5曲すべて無伴奏の曲だった。バッハの無伴奏チェロ組曲第2番は何度も聴いていたので、あとの4曲のうちレーガーの無伴奏1番とカサドの無伴奏をYouTubeで聴いて、IMSLPで楽譜もダウンロードして聴いてみた。やはり予習の効果はあったようで、眠くならなかった。私の場合、知っている曲で眠くなる場合と知らない曲で眠くなる場合の両方がある。今回は知らない曲で眠くなりそうだったので予習したわけだ。他に、リゲティのチェロ組曲があった。初期の作品ということで、聴きやすかった。ほかに、日本の歌曲の編曲があった。こちらが一番眠くなりやすかったが、ふみとどまった。

今回のこの演奏会を紹介してくれた M さんは、ちらりと姿を確認できただけであいさつできなかったが、スタッフの中に友人の K さんがいたので驚いた。

バスに乗る2023/09/25 23:59:59

最近はバスに乗る機会が多い。それも、チェロを持ち運ぶときにバスを使う。私が行く場所を通るバスはたいてい小型だから、チェロと一緒に乗るだけで非常に肩身が狭い思いをする。そして問題なのは出口だ。出口が狭いので、チェロを前に抱えて交通系ICカードや現金や回数券を出さないといけない。これが非常に面倒だ。まあ仕方がないか。

フォーレチェロ名曲集を夢想する2023/09/20 23:59:59

きのうの記事の続きだ。フォーレのチェロ名曲集に、歌曲からの編曲を入れるというところで時間切れとなった。初期や中期の曲もいいが、私としては後期の「夕暮れ」とか「消え去らぬ香り」などを入れたい。もちろん、「ヴォカリーズ」も入れる。

ヴァイオリンからは「子守歌」が当然入る。本当は「アンダンテ Op.75」も入れたいが、チェロ向きではないかな。それからハープ独奏の秘曲「塔の奥方Op.110」をチェロとピアノでやるというのは意表を突いていると思う。

あとはフォーレの名曲をどんどん入れたい。「ラシーヌ賛歌」とかレクイエムのいくつかとか、「パヴァーヌ」など、いろいろ候補がある。無名でも、シャイロックの「夜想曲」とか、マスクとベルガマスクの「パストラール」とかがチェロ向きだろうか。

チェロ名曲集を探す2023/09/19 19:53:44

わたしは趣味でチェロを弾いているが、いわゆる「チェロ名曲集」という楽譜を持っていない。正確には、日本で出版されたチェロ名曲集を持ってはいない。外国の「知られざるチェロ傑作集」のようなものは昔買ったことがあるが、それには、皆が知っている、いわゆるチェロの名曲のようなものはなかったと思う。というのも表題に「知られざる」が含まれているからだ。

チェロの名曲にはどんなものがあるのだろう。サン=サーンスの「白鳥」やララフマニノフの「ヴォカリーズ」などが思い浮かぶ。私はどちらも楽譜を持っていたような気がするが、探さないと出てこないし、今まで練習したことがない。フォーレの「夢のあとに」もチェロの名曲として知られているが、こちらのチェロ編曲版は楽譜さえ持っていない。歌曲版のは持っているから、「夢のあとに」を買っていないのはただの怠慢である。ちなみに、私が持っているフォーレのチェロ小品集は5曲が収められているがすべてチェロのオリジナルで、「エレジー」、「セレナーデ」、「蝶々」、「ロマンス」、「シシリエンヌ」である。つまり、「夢のあとに」は含まれていない。

私が作りたいと思っているのはこれら5曲に加えて歌曲やヴァイオリン曲からもチェロ用に編曲して合冊することだ。歌曲からは「夢のあとに」とか「ネル」とかを入れる(続く)

チェロを持ち運ぶ2023/09/10 23:59:59

チェロを持ち運ぶときには、ふつうハードケースを使う。私のケースはある事情があって、ハードケースというにはハードでないケースだ。ただし、自立はするのでソフトケースというものでもない。このケースはけっこう重い。7kg以上はある。ただ、昔、私の体重はかなり上下していて、今より7,8kg重かったことがある。ということは、自分でこのケース分の体を持ち運んでいたことになる。気になるのは、減った7,8kgはすべて脂肪だったのかどうかということだ。かなりの部分が筋肉ではないかと、今にして思う。

迷惑をかけていると感じる2023/07/22 21:04:01

最近、自分の音感覚がとみに衰えていることを感じる。そして、衰えが人に迷惑をかけていることを自覚するようになった。今日、音楽の練習に行ってその自覚を強くした。問題となった事件は、ブラームスの六重奏曲第1番Op.18の第4楽章を練習していた時だ。私は第2チェロを担当していた。そして、次の個所にさしかかったとき、どうも協和していないと思った。きっと私の音程が上ずっていたのだが、それを耳が認めたくなかったのだ。指揮者がこの音程をとがめ、何度か練習したので、私もやっと自分の音程が誤っていたのを認め、協和するようになった。自分も年を取ったものだ。

なお、下の楽譜には1拍裏から2拍表にかけてのスラーに関して、2拍表のスタカートが書いてあるが、実際の楽譜にはない。なぜ余計なスタカートを付けたかというと、音源を再生するときに2拍表と裏の音が同じであるためつながって(タイで)聞こえてしまうので、やむをえず音を切るのをコンピュータに伝えるためにスタカートを入れざるを得なかった。