まだまだ知らない曲が多くある2023/12/19 23:59:59

このブログは「音楽室」という名前がある。いろいろな曲を聴いたときのことを書いたが、まだまだ知らない曲がある。たとえば、今年はラフマニノフの生誕150年という記念年だった。しかし、私はまだ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番や第4番は聴いたことがない(あるいは聴いたにもかかわらず忘れてしまった)。ラフマニノフの曲はどんな曲も品質が確保されているからいい曲だと思うのだが、残念だ。それから傑作とされる『徹夜祷』(『晩祷』)も聴いたことがない。昔のような元気があれば、たぶん今年にどっと発売されているはずのラフマニノフの曲集のCDを買って聴いていただろうが、元気がないのでCDの一つも買っていない。もっとも、買っていない理由の多くは、インターネットであらかたの曲が聞けるからというのもある。ともかく、ラフマニノフの曲は今年もっと聴くのだったと後悔している。いや、来年聴けばいいか。

ラフマニノフの「ヴォカリーズ」を聴く2023/06/18 23:59:59

少し前に演奏した、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」を楽譜にしてみた。この曲の練習の最中、指揮者が「原曲は何ですか?」と団員に向かって聞いたので私がすかさず「歌です」と答えたとき、指揮者があれ?という顔をしていた。考えてみれば、原曲通りの歌詞なしの歌で聴く機会というのはあまりないように思える。

そういえば、ヴォーカリストという言い方があるが、シンガーと何が違うのだろう。

ラフマニノフの歌劇「アレコ」から「女性の踊り」を聴く2023/03/31 23:26:13

ラフマニノフは何曲かオペラを書いている。そのうちの「アレコ」のごく一部を聴いた。「女性の踊り」というのだが、クラリネットの調べが、なんとなくラプソディー・イン・ブルーに似ているのだ。楽譜を見てもあまり似ていないのだけれど、聴いた感じがそっくりだ。そんなことを考えていると、有名なカンツォーネ「帰りソレントへ」の節らしきものが聞こえてきたりで、にぎやかなのだ。曲自体は落ち着いたものなのだが、不思議だ。下の楽譜はラプソディー・イン・ブルーに似ていると感じた箇所だ。クラリネットは移調楽器だが、実音で記譜している。


ラフマニノフの幻想曲「岩」を聴く2023/03/27 22:39:09

ラフマニノフの幻想曲「岩」op.7を聴いた。なんか茫漠として全体像がつかめなかったが、フルート活躍する印象が強く残った。「岩」なのになぜフルートなのか、よくわからないが、原題は「断崖」を意味するロシア語のようだ。

ラフマニノフの交響曲第1番を聴く2023/02/02 23:59:59

ラフマニノフの交響曲第1番を聴いた。最初聴いたときはいい曲だなと思い、感想を書こうとしてもう一回聴くと、メロディーが頭に入ってこなかった。なぜだろう。そういえば、この曲の初演が大失敗に終わったことを思い出した。この失敗は演奏と演奏者によるもので作曲者によるものではないだろう、と信じているのだが、どうなのだろう。もう一度聴いてみよう。

ラフマニノフの交響曲第3番第2楽章を聴く2023/01/21 23:01:16

ラフマニノフの交響曲第3番第2楽章を聴いてみた。最初のぼんやりした始まりとバイオリンソロはぼんやりしているが、バイオリンがトゥッティになるとラフマニノフ節が始まる。中間部は Allegro vivace になり華やかな楽想となるが、聴いてわかるのに楽譜からではよくわからない。

ラフマニノフの交響曲第3番第1楽章第2主題がソドレミであることを知る2023/01/20 20:05:58

ラフマニノフの交響曲は計3曲ある。第2番を聴いたので、図書館で探して第3番も聴いてみた。第1楽章第2主題は、チェロがホ長調の「ソドレミ」を歌う。

ラフマニノフの組曲第2番第4楽章を聴く2023/01/16 23:59:59

ラフマニノフの組曲第2番第4楽章は「タランテラ」である。譜面は最初を飛ばして練習記号2からの数小節を掲げた。ここだけでは魅力が全然伝わらないが、仕方ない。そういえば、今まで実演を聴いたことがあっただろうか。不安になってきた。

ラフマニノフの組曲第2番第3楽章を聴く2023/01/15 22:48:32

ラフマニノフの組曲第2番の第3楽章は「ロマンス」である。「ロマンス」といえば岩崎宏美の曲がまず思い出されるが、このラフマニノフのロマンスもなかなか素敵だ。楽譜は4小節だけなのですみません。

ラフマニノフの組曲第2番第2楽章を聴く2023/01/13 23:59:59

ラフマニノフの組曲第2番第2楽章はワルツである。私にはワルツとには聞こえずむしろスケルツォに聞こえる。この楽章を聴くたび、ピアニストはこんがらがることなく弾けるものだといつも感心する。