ウェルナーの教則本とにらめっこする2020/07/02 23:00:00

Werner 教則本 pp.45-46
チェロの練習でウェルナーの教則本とにらめっこしている。相変わらず私が持っている版は誤植が多いが、誤植を見つけるのも勉強のうちと思っている。もっとも、誤植にとらわれて練習がおろそかになっているともいえる。

さて、このあいだの稽古で見てもらったのはハーフポジションの練習の後半で、No.14の練習曲、No.15の練習曲、そして重音とトレモロ(バッテリー)の練習である。この重音とトレモロは、すでに前のページで実施済みではないか、同じ練習を二度行わせるのはまったくもって困る、と怒って比べてみた。この場合のページは IMSLP にあった版のページで、私の持っている誤植だらけの出版社の版では それぞれ 55 ページと56ページに対応する。よく見たら、同じではなく、スラーの有無、およびスラーの範囲が違うのだった。確かに後のほうのページにあるほうが難しくなっている。特に、p.46、青色で囲った部分の2小節のスラーはこれだけの音を一弓で弾けというのか、というぐらい挑発的な練習である。もちろん、わたしは最初の1小節でほとんどの弓を使い切り、残りをしょぼくれた弓で弾いて先生に呆れられたのだった。

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