ドッツァウアー113 の練習曲から No.43 を練習する ― ― 2021/04/01 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.43 を練習した。譜面は4段目までを掲げた。
今までにも大変な曲があったけれど、とにかくこの曲は大変だった。まず、全曲弾きとおすことが困難だった。この曲は2ページあるのだけれど、最初は半分も弾けなかった。今でもこの曲を弾いてみろと言われたら、弾けない。なぜ弾けないかというと、疲れるからだ。なぜ疲れるかというと、アルペジオの連続だから弓を持つ右手に負荷がかかり、その結果右手指に感じる痛みが増大し、弾き続けられなくなる。
どうやったら痛みを感じることなく弾きとおせるのだろうか。指が痛くなったということは先生には言わないでいたから、痛みを取る処方箋はわからずじまいだった。結局何回も練習して、痛みがそれほどでもないような弾き方を見つけたのか、それとも痛みに耐える方法を見つけたのか、今となってはさっぱりわからないが、次の曲へ行くことを許してもらえた。
全く関係ないが、ドッツァウアーの短調の練習曲では、ナポリの六度が出てくる確率が高いように思える。この曲もそうだ。
ドッツァウアー113 の練習曲から No.44 を練習する ― 2021/04/02 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.44 を練習した。譜面は全部で7段でそれほど長くない。最初の4段をお見せする。
前回の No.43 は私を多いに苦しめたが、こちらをさらうのはそれほど苦労をしなかった。とはいえ、練習曲だから当然克服すべきポイントがある。左手でいえばフラット系のポジションを正確に取ることだろうし、右手でいえば、スタッカートをはっきり出すとともに、レガートが出てくる前後の弓の移動幅の不均等をどうやって修正していくかということだろう。
私が苦手なのが、左手小指によるポジションシフトである。この譜面だと15小節末尾のGと16小節冒頭のAsは、どちらも小指で取る。そこで16小節に入るときに半音分の左手のシフトが必要となる。このシフトは開放弦Dを弾くときに戻せばいいのだが、小指で左手をシフトしながら同じ音をとるのはどうも抵抗がある。これは、ただの慣れの問題だけだろから、小指で同じ音をとる練習を何度もすれば、違和感は薄れるだろう。
ドッツァウアー113 の練習曲から No.45 を練習する ― 2021/04/03 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.45 を練習した。楽譜の最初の4段を表示した
No.43 では苦労した話をした。No.45 も非常に苦労した。まず、運動量が多い。弓を元から先まで使う運動もあれば、スタッカートで飛ぶ運動もある。左手もシフトが多い。これぐらいで多いなどとは笑止千万、と笑う向きも多かろうが、要は下手なのだ。
さて、5小節めにG.という表示があるが、これがわからない。G線ではないはずだ。手元の全音楽譜出版社版ではG.の表示はなく、代わりにW.B.(Whole Bow)表示があるが、G. がW.B. の意味かどうかはわからない。ちなみに、Whoe Bow は「全弓で」という意味だ。
私が練習で戸惑ったのが、19小節の初め、Cis を3の指(薬指)でとる箇所だ。18小節のポジションをそのまま受け継ぐと2の指(中指)で取ることになる。そのため、中指ではなく薬指でとるとしたとき、手のひらを小さくするようなイメージができてしまう、うまくいかない。手のひらを小さくするのではなく、左手全体を半音分シフトすると考えるべきだろう。
ドッツァウアー113 の練習曲から No.46 を練習した。 ― 2021/04/04 19:56:37
NHK の将棋番組で日浦市郎八段と池永天志四段の対戦を見る ― 2021/04/05 23:00:00
きのうはNHK の将棋番組で、 日浦市郎八段と池永天志四段の対戦を見た。 解説は畠山鎮八段であった。面白かったのは、 畠山八段が予想した日浦八段の指し手がかなり一致していたことだった。畠山八段は日浦八段と同世代といっていたので、それが理由なのだろうか。
図は5手めである。先手が矢倉を志向するとき、後手からの急戦を警戒して最近は☗6六歩ではなく☗7七銀と上がることが多いが、日浦八段は昔ながらの☗6六歩だった。八段の信念を感じる。
☖池永 なし | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | ||
香 | 桂 | 銀 | 金 | 玉 | 金 | 銀 | 桂 | 香 | 一 | ☗日浦 なし | |
飛 | 角 | 二 | |||||||||
歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 三 | ||||
歩 | 歩 | 四 | |||||||||
五 | |||||||||||
歩 | 歩 | 六 | |||||||||
歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 歩 | 七 | ||||
角 | 銀 | 飛 | 八 | ||||||||
香 | 桂 | 金 | 玉 | 金 | 銀 | 桂 | 香 | 九 |
ヒナステラのギターソナタを聴く ― 2021/04/06 23:00:00
たまたま NHK-BS のクラシックの時間にこの作品を含むギターの演奏会が放映していたので録画して聴いてみた。このヒナステラのギターソナタはどうかというと、初っ端からギターの開放弦が登場する。ほかにもいろいろ聴きどころがある。最後の楽章は、ギタリスト曰く「猫パンチ」なのだそうだ。
ドッツァウアー113 の練習曲から No.47 を練習する ― 2021/04/07 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.48 を練習する ― 2021/04/08 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.48 を練習した。これはほかの練習曲にも増して凶悪である。まず、左手で弦を常時押さえなければならない範囲が楽譜に示されているが、とてもそんなことはできない。特に、上の楽譜の4小節めでは、G線上の34指でDを、D線上の1指でFを、A線上の2指でDを、それぞれ取らないといけないこれは私には無理だ。まず指が届かないし、仮に指が届いたとしても指がつってしまう。チェリストはこんなことができないのかといけないのがと思うとがっかりしてしまう。
上の小節の2段め右の CAEs EsAC の音形はCAEsそれぞれ1,3,2の指でとる。先生がいうことには、この音形は全音上昇ー>半音下降を繰り返すので、手の形を保ったまま、左手のどの指も指板から離すことなく、ずらすことだけでいいのだそうだ。
この練習曲が凶悪なのは、中間部には俺の苦手な重音ばかりのメロディーが組み込まれているところにも表れている。特に、Eのオクターブは、どうしてもとれない。ここも、指がつってしまう。
ドッツァウアー113 の練習曲から No.49 を練習する ― 2021/04/09 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.50 を練習する ― 2021/04/10 23:00:00
ドッツァウアー113 の練習曲から No.50 を練習した。この曲も疲れた。おまけに、ほかのドッツァウアーの曲では感じなかった、妙な既視感があった。ハノンかチェルニーの練習曲を思い出したのだった。ハノンもチェルニーも今の私の家にはないが、どの曲だろう。
仮にハノンだとして、あたりをつけて探してみたら、こんなものがあった。私はハノンを最初の5番までやって先生につくのをやめて、それからハノンなんて全く触っていないから、なぜハノンに似た練習曲があるのではないかと不思議に思ったが、何のことはない、いかにもハノン風だからだろう。
この曲が凶悪なのは、上の楽譜の一番下の段のフォルテからの2小節である。ここは拍の表はG線で、拍の裏はA線でとる。つまりかならずD線またぎが発生する。これをうまくとるには先生いわく、弓の先を指板の法線を軸として回転させるようにすべし、と。拍の表は弓の先を床に向け、拍の裏は弓の先を天井に向ける、ということだ。たしかにそうするとなんとなくうまくいくような気がする。
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