「赤いスイートピー」を聴く2021/04/23 23:00:00

きのうに引き続き、宮本浩次のアルバムから取り上げる。順番から「ロマンス」なのだがそれはすでに書いたので、次の「赤いスイートピー」を聴いてみる。

松田聖子の代表曲といっていいが、松田聖子には代表曲がたくさんある。こういう場合「代表曲の一つ」という言い方をするが、なぜかこれには英語を無理やり訳したような違和感がある。たとえば「最も偉大な歌手の一人」といういい方をすると、日本語としては、最も、とくれば特定できる一つだったり一人だったりをいうのだと、今でも思う。

松田聖子の歌では、サビの「赤い」の「い↑」ところで少し音をずりあげている覚えがあって、そこがぶりっ子のぶりっ子たるゆえんなのだろう、と勝手に思っていた。そこへ行くと、宮本浩次の歌い方は素直である。

「春色の汽車にのって」という歌詞を春に紹介するのは気持ちがいい。