バードの4声のミサ曲「サンクトゥス」を思い出す2020/05/22 23:00:00

バードの4声のミサ曲より「サンクトゥス」
引き続きバードの4声のミサ曲から「サンクトゥス」である。長いクレドのあとで短いサンクトゥスは気が抜けやすいけれど、なかなかそうはいかない。上に掲げた楽譜は冒頭である。単純に音階を上がり下がりするだけなのだけれど、4声で歌うと味わい深い。そしてこの旋律も、徐々に変容する。第6音(この調ではEs)が導入されたり、第3音(この調ではB)が半音上がったり(すなわちHに上がったり)、第6音も上がったり(すなわちEに上がったり)する。

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