バードの3声のミサ曲から「グローリア」を聴く2020/05/26 21:11:38

バードの3声のミサ曲から「グローリア」
バードの3声のミサ曲から「グローリア」である。こちらはミサ通常文はかなり長いから、より多くの節が交錯してすばらしさもまた格別である。私としては気になるのは、上記譜面であげた高声の53小節、(mi-se-)re-re no-(bis)の no が突っ込んで入ってきているところだ。ここにバードの遊び心を感じる。このツッコミは1小節半遅れて中声と低声に受け継がれる。

さて、すばらしいといっても私の目に浮かぶのは黴臭くかつ埃臭い、そして辛気臭い、古くからある、しかし響きがいい教会の内部である。私はそんな教会に行ったことはないのでいい加減なことを言っているが、神というものを感じさせるのには音楽は格好の手段ではないかと思う。