NAXOS のマルティヌーのピアノ音楽第4集を聴く ― 2021/07/11 19:58:33
この音楽室には「マルティヌー」というカテゴリーがある。前に書いたのは2008年11月15日マルティヌー:ピアノ音楽第3集だった。13年経ってマルティヌーピアノ音楽第4集を聴いた。全部で36曲もある。
曲目などは、 タワーレコードのページなどを参照。
最初の7曲は「7つのチェコ舞曲<ボロヴァー>」である。私はたまに、この7曲だけを聴く。それでいいやと気になるからだ。しかし、これではいけませんね。
「ザ・カセットテープ・ミュージック」の第92回「この曲聴くとお酒飲みたくなっちゃうよね」」を聴く ― 2021/07/12 21:48:56
前回書いた、ザ・カセットテープ・ミュージックの「ア・テンション・プリーズ」は再放送だった。今回は新作の「この曲聴くとお酒飲みたくなっちゃうよね」」を聴いた。聴いたことがある曲も、聴いたことがない曲もあったが、一際印象に残ったのが、柳ジョージ&レイニーウッドの「酔って候」だった。高校の級友に、めちゃくちゃ柳ジョージ&レイニーウッドを愛している奴がいた。このXくんのことを思い出したら、急に時間が昔に巻き戻った。
高校3年生のとき、大山(おおやま)登山という行事があった。神奈川県の丹沢山系の端にある、この大山を学年全体で登って降りる、という訓練である。おそらく、梅雨が明けた初夏のころだったのではないかと思う。なんとか頂上に達し、いざ降りようとしたとき「どれだけ速く降りられるか競争だ!」と誰かが言いだして、同じクラスの男子の何名かが俺だ俺だと言い出していきなり走り始めた。私は体力に自信がなかったが当時から周りの圧力に弱い性分ゆえ、巻き込まれて私も走り出した。息を切らしながらなんとかふもとにたどり着くと、級友たちが何人かすでに降りていた。疲れた、ということになって駅へ向かいながら一緒に歩いていた。その中にXくんがいた。
そのXくんが歩いていた級友に向かって提案した。「帰り、俺の家で飲まないか。親が留守なんだ」級友は前向きであった。私は未成年であったのでためらったが、考えてみれば級友もみな未成年である。大丈夫だろうか。結局、周りの圧力に弱い性分ゆえ、巻き込まれて私も一緒にXくんの家に向かった。全部で5,6人だったと思う。
私たちは歩いて伊勢原駅に着き、そこから小田急線でXくんの家の最寄り駅に行き、そこから十数分歩いてXくんの家についた。どんな酒を飲んだかは覚えていない。おそらく、醸造酒ではなく、蒸留酒だったと思う。ウイスキーの水割りあたりだろうか。つまみがどうだったかも覚えていない。とにかく、楽しかったことだけは覚えている。最後に「親にばれないように、酔いを醒ますために、水をたくさん飲んでいけ」とXくんに言われたことはよく覚えている。
Xくんの入れ知恵のおかげか、私の両親にはばれずにすんだ。また、学校でばれたという話も聞かなかった。このときからなんとなく、この5,6人とは不思議な連帯感ができた。
とはいいながら、Xくん以外の級友が誰と誰だったか、今となっては覚えていない。それどころか、級友の誰とも私は疎遠にしている。でも、疎遠であることは私自身が選んだことだ。
Xくんが柳ジョージ&レイニーウッドを熱く語っていたことが、たまたま酒と酔いの話が出たことで思い出したのだった。
ヒナステラの「協奏的変奏曲 Op.23」を聴く ― 2021/07/13 20:46:33
ヒナステラの「協奏的変奏曲 Op.23」を聴いた。この音楽室にはヒナステラというカテゴリーもあるので、ヒナステラの曲を聴いてみようと思った。以前の記事はギターソナタだった。ついこの間記事にしたばかりなのに、もう忘れている。
この「協奏的変奏曲」は、その名前から予想されるとおり、主題や変奏曲・間奏曲のそれぞれでオーケストラの楽器のソロやデュエットがある。いわゆるヒナステラのフレーズが炸裂するのは終曲のほかは第7曲の「リズミックな変奏:トランペットとトロンボーン」だけで、あとはけっこう抒情的である。ただ、落ち着いて聴いていなかったので、曲のよさがまだわかっていないのだと思う。
天井灯を取り換える ― 2021/07/14 22:40:33
いまから10年前ぐらいだろうか、別の部屋の天井灯の具合が悪くなったので別の電器店の店員に相談したら、「LED はまだ高いですね」と言われたのだ。ところが今は、LED のしかないのだ。もちろん、それでいいのだけれど、自分の頭は相変わらず古いままだ。
アイスクリームを食べる ― 2021/07/15 20:54:12
ヒナステラの「弦楽四重奏曲第1番Op.20」を聴く ― 2021/07/16 20:36:35
ヒナステラの協奏的変奏曲の次は、ヒナステラの「弦楽四重奏曲第1番Op.20」を聴いた。実は、きのう、おとといとヒナステラのピアノソナタ第2番、第3番の記事を書いたのだが、これらはもう13年前に書いていたのだった。あわてて書いた記事を削除し、別の記事にした。それにしても13年前に書いたことをすっかり忘れてしまっていた。
それはそうと、この弦楽四重奏曲第1番はかっこいい。ヒナステラのピアノソナタ第1番やハープ協奏曲と同じような、いわゆるヒナステラのイメージが満開である。もっとも、私は第1楽章の最初しか思い出せない。あとで4楽章全部の感想を書いてみよう。下は第1番第1楽章の冒頭3小節だ。
ヒナステラの「弦楽四重奏曲第2番Op.26」を聴く ― 2021/07/17 15:17:49
この曲が12音技法に基づくというような解説もあるが、よくわからない。ただ、ヒナステラが第1番の弦楽四重奏曲を書いたおかげで、第2番も聴いてみようという気に私はなった。そのことだけは、はっきりしている。
ヒナステラの「弦楽四重奏曲第3番Op.40」を聴く ― 2021/07/18 14:04:30
きのうの「ヒナステラの弦楽四重奏曲第2番」に引き続き、ヒナステラの弦楽四重奏曲第3番Op.40を聴いた。全5楽章で、第2楽章を除きソプラノの歌が入る。私は騒音の入る居間で安価な音響装置によるCDを聴いていたせいか、一般的なヒナステラの音楽の特徴がほとんど聞き取れず、困惑した。第2楽章はソプラノがないからか弦楽四重奏の細かな動きが聞こえるのだが、ほかの楽章は騒音のバックグラウンドに音楽が埋もれてしまい、辛うじて聞こえるのはソプラノだけというと、とんでもない結果になってしまったのだった。もう一度聞きなおすことにする。
ヒナステラのチェロソナタを聴く ― 2021/07/19 20:00:50
きのうの「弦楽四重奏曲第3番」に引き続き、ヒナステラのチェロソナタOp.49を聴いた。全4楽章からなる。うーむ、チェロの朗々としたメロディーは第2楽章を除きほとんど消えてしまい、過激なピアノの打撃に対抗する悲壮な楽器のように感じだ。ヒナステラの妻はチェリストだったから、チェロのことはとりわけ深く考えていたに違いないのだが、これが本当のチェロなら私が持っていたチェロのイメージを一から考え直さねばならないだろう。
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