ドッツァウアー113 の練習曲から No.62 を練習する2021/07/10 21:28:16

ドッツァウアー 113 の練習曲より第2巻62番

チェロの練習の続きである。ドッツァウアー113 の練習曲から No.61の次、ドッツァウアー113 の練習曲から No.62 を練習した。毎度大変だ。重音はないが、ロ短調でただでさえポジションが取れないのにすぐに転調するものだから音程がふらふらだ。おまけに1小節を超えるスラーを一弓で弾かなければならず、弓が足りなくなってしまう。先生からの注意は次のとおり。

    全音版では1拍めと3拍めに LH(弓の元半分)、2拍めのスタカートが中弓、4拍目のスタカートが元弓という指示があるが、1拍めと3拍めは全弓でよい。2拍めは先弓になる。圧力をかけるのでなく、横方向に流すこと。2小節めは全弓なので、3小節めは1小節めの逆となる。4小節めで再度全弓なのでもとにもどる。弓の配分を考えて、なるべく全弓を使い節約しないこと。

    A線の高い音はコマ寄りで弾くこと

    さて、ドッツァウアの第2集はこの曲で終わりだ。次に第3集に進むのかと思ったら、ドッツァウアは2集で終わりにするということだ。他にエチュードをやりたいならばデュポールがあるというが、難しいので無理には勧めない、というのが先生の意見だった。それならばデュポールはしません、と答えた。

    私にとってのデュポールは、モーツァルトのピアノ変奏曲の主題になったニ長調のメロディーを書いた作曲家、という認識しかない。デュポールの練習曲というのは話には聞いたことがあるが、どの程度の難しさなのか見当がつかない。調べてみることにしよう。とはいえ、練習しない曲を調べるというのもおかしな話ではある。