ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/36 を聴く ― 2021/01/23 13:53:57
ハイドンのピアノソナタ Hob. XVI/36 嬰ハ短調を聴いた。ハイドンの短調のソナタは数が少ない。まして、嬰ハ短調という調性をとるというのは珍しい。しかし、つくりはごく標準的である。第1楽章はどことなくロマンティックなようだが、端正だ。第2楽章ではスケルツァンドという名前の Allegro con brio だが、おふざけというよりはかしこまった舞曲である。第3楽章はフィナーレのメヌエットで、なぜかハイドンのピアノソナタにはフィナーレにメヌエットがおかれていることが多い。このメヌエットは第1楽章と同じ嬰ハ短調だが、トリオが嬰ハ長調になる(楽譜参照)。なんとなくしっとり聞こえるのは気のせいか。
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