ドビュッシーのピアノ曲を考える2023/12/14 23:59:59

ドビュッシーのピアノ曲には前奏曲や練習曲といったキャラクターピースの名前が付されているものもあるが、ほとんどが独自の名前をもつ曲がある。だから、キャラクターピースがほとんどであるショパン流の名前の付け方とは違うと思っていた。ところが、きのう書いた安川加寿子編のドビュッシーの「小品集」を見ていて、案外ショパン流のキャラクターピースの命名と似ているのではないかと思った。もちろん、ドビュッシーの前奏曲と練習曲はそのものずばりだ。そのほかにドビュッシーの曲にはこんなものがある。

  • 夜想曲
  • バラード
  • マズルカ
  • ロマンティックなワルツ
  • 英雄のこもり歌

どれも1曲ずつだから、複数曲を書いたショパンとは違うといえば違う(子守歌はショパンも1曲だけ)。やはり、小品の枠だから、あまり聴く機会がない。13曲収められた「小品集」で比較的よく聞かれるのは「夢」だろうか。

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