ドビュッシーの「ハイドン讃」を練習する2023/12/13 23:59:59

私の家には、いつ、どこで弾くのかわからないピアノ曲集が数十冊眠っている。難しくて弾けないものが多いが、1冊に1曲ぐらいは陽の目を当ててやりたいと思っている。そんな何冊かをとりあげて、1曲に絞って練習している。

まず、1冊めは安川加寿子編のドビュッシーピアノ曲集の最後の巻「小品集」に収められている「ハイドン讃」である(楽譜上の記載は「ハイドンをたたえて」)。なぜこれを選んだかといえば、短いからだ。といっても4ページある。そして、面白い。まるで、ドビュッシーが、ドビュッシーの語法を使って作曲したらどうなるか、という実験を楽しんでいるかのようだ。