チェロソナタ・エディションを聴く(CD5 プラッティ)2020/10/01 21:16:00

チェロソナタ・エディションはCD5に入った。ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティのソナタが6曲収められている。プラッティといえば、鍵盤楽器のソナタに関して、ドメニコ・スカルラッティの系統をつぐ作曲家という位置づけで私のホームページに書いたことがある。ただ、プラッティの鍵盤楽器のソナタは真剣に聴いたことはないので、プラッティという作曲家を意識するのはこのチェロソナタが初めてとなる。

6曲全体の感想は、音楽の楽しさは伝わるけれど、それを突き抜けたものに欠けているのではないか、という疑問だった。ただ、こういう曲は、聴くより弾いてみるほうが曲の真価がわかるのかもしれない。

なお、この演奏の通奏低音は全曲にわたりオルガンが用いられていて、一部にハープシコードが加わる。オルガンとハープシコードを同時に使うのもユニークだし、弦バスがないというのもまた面白い。弦は独奏のチェロだけで浮き立つのだが、逆に通奏低音側が頼りない印象も受ける。

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