チェロソナタ・エディションを聴く(CD 27 ラフマニノフ、チャイコフスキー、グラズノフ、プロコフィエフ)2020/10/17 12:06:00

チェロソナタエディションの27枚めは、ラフマニノフとプロコフィエフのソナタ、そしてチャイコフスキーとグラズノフの小品の計4曲である。

ラフマニノフのチェロソナタも、プロコフィエフのチェロソナタも、今まで聴いたことがなかった。ひょっとしたらラフマニノフのはあったかもしれないが覚えておらず、プロコフィエフのは確実に初めてである。

ラフマニノフのチェロソナタは、ピアノ協奏曲の第2番や第3番を思い出すような、ラフマニノフのメロディーがあふれていて、おのれの路線を正しく守る潔さがすがすがしい。

プロコフィエフのチェロソナタは、何が起こるかわからないというプロコフィエフならではの不安はあるが、達観した雰囲気もどこか漂う印象を受けた。もっとも一度聴いただけだから、その後何度も聴けば何度も印象が変わるだろう。