チェロソナタ・エディションを聴く(CD 31 ショスタコーヴィチ、シュニトケ)2020/10/21 23:00:00

チェロソナタ・エディションの 31 ショスタコーヴィチ・シュニトケを聴いた。ショスタコーヴィチは唯一のチェロソナタが、そしてシュニトケはソナタ第1番が収められている。シュニトケにはソナタ第2番もあるが、この盤には収められていない。

ショスタコーヴィッチの室内楽曲といえば、チェロソナタ、ピアノと弦のための五重奏曲、そしてソレルチンスキーを悼む三重奏曲が代表作といわれている。わたしは五重奏曲ばかり聴いていて、チェロソナタは少ししか聴いていないし、三重奏曲に至っては全然聴いたことがない。ショスタコーヴィチのチェロソナタをこれを機会にどんどん聴こう。今のところ、私がよくわからないのが、第1楽章の終わりになって弱音が長く続く個所である。心がいら立っているとき聴くと「まだ終わらないのか」とがっかりしてしまうかもしれないので、ここをどのような気持ちで聴くかが勝負だ。

シュニトケは作曲家としての名前しか知らず、作品はまるで知らない。そこでこのチェロソナタを期待して聴いてみた。聴き終えた感想は、よくわからない、というものだった。よくわからなかったので、どんな曲かは明確には覚えていない。ただ、そんな中でもチェロの低音を意識している個所が相当あるということは覚えている。もっとよく聴けということなのだろう。