チェロソナタ・エディションを聴く(CD12ベートーヴェン2)2020/11/01 23:00:00

チェロソナタ・エディション12を聴いた。これもベートーヴェンで、第4番・第5番のチェロソナタと、3曲の変奏曲がおさめられている。

第4番と第5番のチェロソナタは最近よく聴いている。わたしも晩年に入っているからだろう。

変奏曲3曲も、どれもみな知っている旋律なのがいい。知っていることがいいなんで、私も保守的になったものだ。

ということでチェロソナタ 33 枚組をやっと聴き終えた。まだ評価を保留している作品も多いので、なんとか好き嫌いだけははっきり言えるよう、さらに聴いていきたい。

ウェルナーの練習曲をひとまず終える2020/11/02 19:17:23

チェロの入門者のため教則本として日本では有名なウェルナーの練習曲をひとまず終えた。ひとまず、というのは、日本ではPART 1とPART 2に分かれていて、私はPART 1を終えたということである。

譬えはおかしいが、ウェルナーの練習曲をいわゆるピアノのバイエルにたとえると、PART 1 を終えたということは赤いバイエルを終えたということである。PART 2 は黄色いバイエルに相当する。

なお現在、PART 1 、PART 2はともにドレミ楽譜出版社から出版されている。以前は、PART 1 に限り複数の出版社から出ていて、わたしが誤植が多いと言って文句を言い続けた版は、ドレミ楽譜出版社ではない、別の出版社から出た版である。

ウェルナーの教則本は、正直言って、問題が多いと思う。練習要素が易から難に段階的に向かっていないという問題である。問題が多いことは適切な指導者の指図でかなり軽減されるが、それでも現代ではムダが多いようだ。現在日本では、鈴木チェロ教本から始めるのがいいと思うが、大人になってから初めて始めるのだとすれば、曲目に多少の配慮が必要だろう。最初からドッツァウアーというのはあるかもしれないが、練習曲の要素が高いので、音楽を楽しむための副次的な曲と合わせて取り組むのがよいと思う。初心者が独習するためのよいチェロ教本というのはないと思う。

ロシアのピアノ曲を聴く2020/11/03 23:00:00

この日は久しぶりにピアノ曲を聴いた。近くの図書館から借りてきた2枚のCDがどちらもロシアのピアノ曲だった。1枚はラフマニノフの前奏曲で、24曲が1枚に入っている。もう1枚はナナサコフによるピアノ2台でのプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、第2番、第3番であった。感想は後で記すつもりだ。

これらの曲を聴きながらコンピュータのプログラムを書いていた。そのプログラマは、ある特定のライブラリの使い方を検証するものだった。このライブラリの作者を見たら、ロシア人だった。こんな偶然もあるのだ。

NHK の将棋番組を見る2020/11/04 21:42:39

音楽とは関係ないが、私はほぼ毎週日曜日、NHK 教育テレビの将棋対局を見ている。このあいだの日曜日は、斎藤明日斗四段が出ていた。確か前の対局では阿久津主税八段を破ったはずだ。対するは佐藤天彦九段だ。どうだろうと思ってみていたが、佐藤九段の的確な指し手の前になすすべがないという感じだった。でも、プロ同士だからその差はわずかに違いない。

ハイドン 交響曲第101番ニ長調「時計」を聴く2020/11/05 19:42:30

ハイドン 交響曲第101番ニ長調「時計」を聴いた。第2楽章が時計のコチコチいう音からこの名前があるのだろう。

話はそれるが、昔、「百万人の英語」というラジオ番組があり、テーマ曲がこの時計の第2楽章だった。私はこの番組を聴取してはいなかったが、あるときたまたま番組を聴いていたら、そのときの内容は、ゲストが発音する英語を講師が厳しくチェックするというものだった。ひょっとしてそのときの講師は小林克也ではなかったかと今にして思う。

話を元に戻して、今全楽章を聴くと面白い。第1楽章は例によって序奏つきだが、主部の第1主題が妙に感じた。6/8 拍子に聞こえるこのテーマのモチーフ(動機)が落ち着かないのはなぜだろう。ひょっとして動機が5小節単位ではないかと疑った。実際に楽譜をみたらやはり5小節単位だった。その後は偶数小節単位になるのだが、やはりハイドン先生は面白いことを考える。

Web ブラウザ"Vivaldi" の言語設定を確認する2020/11/06 19:26:22

以前も Web ブラウザ「Vivaldi」の日本語設定について書いたことがある。この Vivaldi は、設定の「UI の言語」で関西弁(日本語-(関西))が選べる。これは面白いが、関西弁のコンテント・ネゴシエーションを使っているページにアクセスすると英語のページが出てくる。関西弁は日本語ではなく英語なのか、と驚く。

実験してみた。、Vivaldi を関西弁に設定すると、コンテント・ネゴシエーションで、言語は ja ではなく en を返している。これはバグなのだろうか、それとも仕様なのだろうか。

ハイドン 交響曲第102番変ロ長調を聴く2020/11/07 16:11:58

ハイドン 交響曲第102番変ロ長調を聴いた。手元のCDの紙袋には Miracle と書かれている。「奇蹟」と訳すのだろうか。ハイドンの交響曲には別に「奇蹟」と訳されているのがある。

さてこの曲は、ハイドンの曲だから何かあると思っていると、第2楽章でチェロの独奏が聞こえてきた。なかなかやるな、ハイドンと思う。もっともインターネットの解説を見ると独奏ではなくオブリガートと書かれているが、チェロに独奏パートがあることには変わりがなく、なかなか楽しい。

第3楽章のメヌエットを聴いてたまげた。58小節2拍目でpの変ロ長調の主和音で終止形になったとおもったらすぐに本位ロ音のユニゾンがfで奏されるのだ。ハイドン先生はおもしろい。

みなしごハッチの歌を聞く2020/11/08 14:13:13

NHK ののど自慢を聞いていたら、みなしごハッチの歌を歌う出場者がいた。なつかしかった。

ハイドン 交響曲第103番変ホ長調を聴く2020/11/09 20:00:05

ハイドン 交響曲第103番変ホ長調を聴いた。「太鼓連打」という名前がついている。どんなところで太鼓を連打するのだろう、と期待して聴いたら、最初から太鼓が聞こえた。しかし、これはいわゆる「うすどろ」だ。これを「太鼓連打」というのはちょっと誇大広告なのではないか。まあいい。太鼓連打は「ドラムロール」なのだ。

ハイドンの交響曲の第1楽章はたいてい序奏がつく。序奏の後の第1楽章はどうだろう。かっこいい。聴いただけでは6/8拍子か、3/4拍子かわからない。おまけにヘミオラのように聞こえているところがある。楽譜を見たら 6/8 拍子だ。気になったヘミオラのところはどこだろうか、楽譜を探した。確かにヘミオラといえそうだが、ヘミオラ然としていない。参った。このリズムのノリはいったいどこからきているのだろうか。そして改めて楽譜を見ると、主部はアウフタクトで始まっている。恐れ入った。やはりハイドンは只者ではない。

ハイドン 交響曲第104番ニ長調を聴く: まりんきょの音楽室2020/11/10 18:50:06

ハイドン 交響曲第104番ニ長調を聴いた。「ロンドン」という名前がついている。由来は WEB のどこかを見ればわかるだろう。それはともかく、この曲は何度も聴いていたことに気づいた。聴くたびにかっこいいことに気づく。