まりんきょの音楽室

チェロソナタ・エディションを聴くのCD 32 はブリテンである。ソナタイ長調とソナタハ長調が収められている。

ソナタイ長調はおそらく習作だろう。メンデルスゾーンの作品かと思ってしまった。

ソナタハ長調 op.65 はブリテンが真剣に作った作品なのだろう。ところどころ、これは何の音だろうと不思議に思う場面があり、これはきっといい曲の証なのではないかと思った。しかし、全体を通して聴いてもなかなか勘所がつかめない。エリザベス・カウリングの「チェロの本」では、この曲の魅力が語られているから、あと何度か聴いてみよう。

なお、この CD は録音時間が 30 分と少ししかない。残りの時間で、ほかの作曲家のチェロソナタを入れることはできたはずだ。