まりんきょの音楽室

この日は演奏会に出かけた。約一か月前、私はある騒動を起こしたのだが、その引き金になった演奏会である。引き金、という意味の詳細は省く。結局複数の方からお誘いを受け演奏会に行くことにした。オーケストラの奏でる響きに身を包まれ、些事から逃れ楽しめたひと時だった。

この演奏会の前、少しだけ部屋の整理をしようと思い、いらなくなった紙を捨てた。ただ、裏になにも書かれていないまま捨てるのがもったいなかったので、白紙の裏に五線譜と音符を書いた。覚えられない楽譜を定着させるために、どこが間違っているかを確認するためである。捨てる前に毎回こんなことをしていては、五万年かかっても整理が完了しないだろう。