モーツァルトの弦楽三重奏曲を思い出す2020/08/22 23:00:00

モーツァルトの弦楽五重奏曲のことを以前記した。そうすると思い出すのは、モーツァルトの弦楽三重奏曲である。これは名曲と言われているのだが、私にとっては長すぎるのだ。

昔、誰かに誘われていった演奏会で、このモーツァルトの弦楽三重奏曲がプログラムにあった。有名な曲が生で聴けるというので張り切っていったが、だんだん眠くなってきてほとんど覚えていない。この三重奏曲のことを思い出すと、眠気も一緒に思い出す。

ついでにもう一つ思い出したことがある。どういうわけかこの曲の楽譜を持っていたので、いつかチェロで弾く機会がないかと伺っていたところ、たまたま弦楽四重奏を練習する集まりがあったときにヴァイオリンが一人休んでしまって、ヴァイオリン、ヴィオラ、そして私のチェロの3人だけになったことがある。ヴァイオリンの方から「どうしましょうかね」と声をかけられて「ではこれをやりましょうか」と言ってこの譜面を出したことがある。第1楽章だけだったが、弾く三重奏曲は面白かった。当然、眠くなることもなかった。