エレファントカシマシの「土手」を聴く2021/10/26 19:17:06

久しぶりとなる、エレファントカシマシである。今回は「土手」を聴いた。詞を見る限りは何のことはない、土手の光景だ。一連と二連に「そばにいて」のリフレインがある。楽譜にするとどうなるか。下記の通りだ。では歌にするとどうなるか。アルバムに収められている版では一連の「そばにいて」から宮本浩次が絶叫する。ところが、インターネットで見ることができるライブ映像ではどうなっているか第一連の「そばにいて」はささやきだ。おやおや。しかし第二連の「そばにいて」は絶叫している。この差が面白い。

作詞の冨永義之はエレファントカシマシのドラマーである。冨永がどこの土手を想像したかは知らないが、北区を流れる川には荒川・隅田川・新河岸川・石神井川があり、このうちのどれかだろう。

私が文字になった「土手」で思い出すのは荒川土手である。都営バスに東京駅と荒川土手を結ぶ路線(東43)があり、「荒川土手」と書いてある表示を見るたびに妙に心がときめくのだった。ちなみに昔は(東43)は東京駅から荒川土手よりさらに先の西新井駅まで行っていた。ついでにいうと、荒川土手を通るバスはこの路線の他にも西新井駅と池袋駅を結ぶバスなどがある。私は荒川の土手を歩いたことがないので荒川土手にはあこがれる。なお、私は江戸川区に住んでいたことがあり、江戸川の土手は自転車で走ることもあり、散歩することもあった。川はいいな。越谷にも川はあるが、土手というほど盛り上がって平らなところはないような気がする。ただ、本気になって歩いたことはないから、下手なことはいわないのがいいだろう。