フォーレの前奏曲第6番を聴く2023/06/06 23:59:59

フォーレの前奏曲第6番は、高声と低声の厳密なカノンを中声で結びつけるような、厳格対位法の課題のような作品だ。フォーレは確かに多くの作品でカノンの書法を効果的に用いていたが、この曲のように最初から最後まで、修行のようにカノンを用いた理由は何だったのだろう。私には残念ながらわからない。