住民基本台帳のネットワークを思い出す ― 2023/06/26 23:59:59
むかし、住基カードと呼ばれるものがあった。住民基本台帳カードが正式名称である。住基カードは、住基ネット(正式名称は住民基本台帳ネットワークシステム)と呼ばれるネットワークを通して、各種の自治体のサービスが受けられるという触れ込みのものだった。
はるか昔、この住基ネットについて、こんな話を聞いたことがある。住基ネットを作っていたある大手電機メーカーの話である。このメーカーの社員は住基ネットとは無関係だったが、人事異動により直属上司が変わった。その上司はかつ住基ネットを担当していたという。新たな上司から「おまえは、住基カードを作るつもりか?」と聞かれ、社員は「まだどちらとも決めていませんが、便利なら作るつもりでいます。」と答えた。すると上司は「おまえなあ、悪いことはいわないが、住基カードなんか作るなよ。どんなに住基ネットが危険か、わからないのか。」かように、住基ネットは危険なものだったのだ。
こんな昔の話を持ち出すのは、もちろんわけがあるが、これ以上は無用だろう。
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