ハイドン 交響曲第103番変ホ長調を聴く2020/11/09 20:00:05

ハイドン 交響曲第103番変ホ長調を聴いた。「太鼓連打」という名前がついている。どんなところで太鼓を連打するのだろう、と期待して聴いたら、最初から太鼓が聞こえた。しかし、これはいわゆる「うすどろ」だ。これを「太鼓連打」というのはちょっと誇大広告なのではないか。まあいい。太鼓連打は「ドラムロール」なのだ。

ハイドンの交響曲の第1楽章はたいてい序奏がつく。序奏の後の第1楽章はどうだろう。かっこいい。聴いただけでは6/8拍子か、3/4拍子かわからない。おまけにヘミオラのように聞こえているところがある。楽譜を見たら 6/8 拍子だ。気になったヘミオラのところはどこだろうか、楽譜を探した。確かにヘミオラといえそうだが、ヘミオラ然としていない。参った。このリズムのノリはいったいどこからきているのだろうか。そして改めて楽譜を見ると、主部はアウフタクトで始まっている。恐れ入った。やはりハイドンは只者ではない。