『相棒』で使われている音楽を思い出す2026/01/04 21:36:49

『相棒』のseason7第10話をテレビで見ていると、渡哲也のような俳優が出ていた。あとで調べると渡哲也その人だった。まだ私も少しは記憶力があるようだった。

それはそれとして、このドラマでどんな音楽が使われているか気になった。最初に気づいたのは、ショパンの「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」だった。その次は、サティの「グノシェンヌ第1番」だった。この2曲はどちらもピアノ独奏のオリジナルに近い演奏だったと思う。その次にわかったのは、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」だった。こちらは、演奏はオリジナルとは違い、少し軽めの、また楽器も弦楽だけでなく他の楽器も入ったオーケストラで演奏されたような気がしたが、はっきりとは覚えていない。

最近、いろいろなものを見たり聞いたりしても、過去に見たことがあるのかどうか、聞いたころがあるのかどうか思い出せないことが多い。そして、かりに思い出せたとしても、それがどういう名前のものなのか、いつ見聞きしたものなのか、さっぱり忘れていることがしばしばだ。そういうものだと思うしかない。

ヤナーチェクの「霧の中で」を思い出す2025/12/25 17:28:52

今朝起きると濃い霧が立ち込めていた。霧といえば布施明の「霧の摩周湖」だが、これについては以前「霧の摩周湖」を聞く として書いていた。それならば、ということで今日はヤナーチェクの「霧の中で」を書くことにした。私の持っている譜面では表紙に 2/4 という書き方はされていないし、強弱やテンポなど何も加えていない。こうすると本当に変な音楽になってしまうが、勘弁してほしい。


ラヴェルの『ソナチネ』を聴く2025/12/20 09:47:56

ラヴェル『ソナチネ』第3楽章

少し前のことになるが、某所で行われた演奏会で、ラヴェルの『ソナチネ』を聴いた。このときまでこの曲を、実演はおろか、録音再生でも聴いたことがほとんどなかった。さて、実演はどうだったか。第3楽章で、ヘミオラのあとアルペジオで盛り上がるところがある。ピアノ奏者はそのアルペジオを一オクターブ低いところで弾き終えていたのではないか。私はおかしいと思ったがあとで楽譜と照合してみて、私は誤解していたことに気が付いた。当たり前だが、奏者は楽譜通り弾いていた。申し訳なかった。

西岡沙樹のフォーレピアノソロ作品全集第1巻を聴く2025/11/26 19:35:29

しばらく前に、西岡沙樹による「ガブリエル・フォーレ:ピアノソロ作品全集第1巻」を注文した。このCDが手元に届いたので早速きのう、家で聴いた。なかなかよい。細かなところは私の趣味とは違うが(当たり前だ)、追って何度も聴いていけば慣れると思う。

ちなみに、この第1巻には、ヴァルス=カプリス全4曲、無言歌全3曲、即興曲第1番~第5番、マズルカ、バラード(ピアノソロ版)、舟歌が収められている。即興曲第6番は第2巻に収録と書かれていた。

フォーレとシューベルトのコンサートに出かける2025/11/01 10:05:21

きのうは鈴木愛美のピアノ・リサイタルを聴きに、東京オペラシティ コンサートホールに出かけた。曲目は次の通り。

  • シューベルト:高雅なワルツ集 D 969 Op.77
  • フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
  • フォーレ:ノクターン第6番 変ニ長調 Op.63
  • フォーレ:ワルツ・カプリス第2番 変ニ長調 Op.38
  • シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D 894 Op.78 「幻想」

シューベルトを両端とし、フォーレを挟む珍しいプログラムである。私のお目当てはもちろんフォーレだ。この日はこのフォーレに期待してかなり前から安価な席を買っていた。当日つくと2階席で、なおかつピアノの背面の位置よりさらに背面の上手側だった。音響は期待できなかった(特に低音が伝わってこなかった)が、ピアニストの顔やつむじを拝めたのは収穫だった。

冒頭のシューベルトはいいですね。「高雅なワルツ集」は初めて聴いたが、リストの「ウィーンの夜会」の原曲になったワルツも入っていて、むしろ素朴な分だけシューベルトの原曲のほうが好きになってしまいそうだった。

フォーレはいろいろと気になるところがあったが(なんといってもこれらの3曲はすべて自分が人前で弾いたことがある)、やはりプロの技というのはこういうものだと見せつけられた感じがして、恐れ入りました、というのが正直なところだ。個人的にはワルツ・カプリスが最もよかったかな。こうやってプログラムの前半をワルツで始めてワルツで終えるというのもプログラムで計算しているところなのだろう。ちなみに、プログラムの前半は、ピアニストはシューベルトで一度退いたが、フォーレのときは退かなかった。主題と変奏の最後では拍手がおきず、そのままノクターン第6番に進んだ。ノクターン第6番を終えると拍手があったので立ってお辞儀をして、そのままワルツ・カプリスに進んだ。

後半のシューベルトもよかった。私が初めてシューベルトのピアノソナタとして意識した曲がこの D 894 だった。その後、第16番 イ短調(D845) が好きになり、さらにそのあと第14番イ短調(D784や第19番ハ短調(D 958)に心が惹かれるようになった。そして、第21番変ロ長調(D960)は別格であがめている存在だ。そんななかでも、D894 はシューベルトのピアノソナタの中で私の原点だ。第1楽章冒頭の 11:1 のたゆたいをなんと表現すればいいのだろう。第3楽章のトリオにソドレミとミラシドがあるのもいい。

アンコールは2曲、シューベルト=リストの「ウィーンの夜会第6番」(一部が冒頭の高雅なワルツ集から取られている!)とシューベルトの「楽興の時第3番」だった。

エマニュエルの『ソナチネ第4番』を練習する2025/10/14 19:56:51

最近、エマニュエルの『ソナチネ第4番』を練習している。副題は、すなわち「インドの様々な旋法によってen divers modes Hindous 」である。練習をしているが、どうもこの曲の第1楽章が苦手である。インド旋法がわたしの性に合わないらしい。


ベートーヴェンのピアノソナタ第21番『ワルトシュタイン』を聴く2025/10/10 19:38:58

ベートーヴェンのピアノソナタ第21番『ワルトシュタイン』を聴いた。この曲はベートーヴェンのなかでは好きな部類に入る。なぜかというと、緩徐楽章が短いからだ。それに、第3楽章の途中で「ミラシド」が入るという理由もある。このミラシドは和声の支えがまるでない、珍しいミラシドだ。


チャイコフスキーの『子供のアルバム』を聴く2025/09/25 19:20:39

チャイコフスキーの『子供のアルバムOp.39』の中から一部を聴いた。著名なピアニストが演奏会で協奏曲を弾いたあと、観客の拍手に応えて2曲弾いたアンコールがどちらも『子供のアルバム』の曲だった。もっと難しい曲をやるのかと思ったら、そういうことはなかったので意表を突かれた。

ピアニストが弾いた2曲とも私は弾いたことがないが、昔、NHK の『ピアノのおけいこ』という番組のテキストに抜粋で別の曲が何曲か載っていたことがあり、それらの曲であれば弾いたことがある。おれもこれから練習してみようかな。

バルトークのピアノ協奏曲第3番を思い出す2025/09/21 22:31:32

テレビの番組を見ていたら、私の知らない俳優が出ていた。その俳優はある映画で、ピアニストの役を演じたという。そういうことだから、ある程度は、難しいピアノ曲を弾くような演技をしないといけない。そこで楽譜を見て特訓した、ということで、俳優が持ってきたのは、バルトークの顔写真がアップで映った楽譜だった。おお、こいつは「ミクロコスモス」でピアノを習ったのか、と最初は思ったが、だいたいミクロコスモスの楽譜にバルトークの顔写真が写っていただろうか、と疑問に思った。すると、この楽譜は何か。「こどものために」だろうか。すると俳優が私の心を見透かすかのように楽譜の中を広げた。すると、大譜表の楽譜が2段書かれている。そんな曲があっただろうか。ピアノソナタか?アレグロ・バルバロか?「戸外にて」か?わたしはバルトークの曲を知らないので恥ずかしい(〃ノωノ)。少し考えて、大譜表が2段になっているということは、ピアノ協奏曲の譜面だろう、と思い当たった。そうしてよく見ると、 3/8 拍子であることがわかった。ということは、ピアノ協奏曲の第3番の終楽章だろうと想像できた。それならば私も少しは目で追える。どこまで楽譜に従った演技をしたかはわからない(映画を見る予定は今のところない)が、それにしても、俳優は大変だな。

アイヴズの「コンコード・ソナタ」を聴く2025/09/11 23:59:59

アイヴズの「コンコード・ソナタ」を聴いた。アイヴズのピアノソナタ第2番は、通常「コンコード・ソナタ」と呼ばれている。

このソナタを聴いたとき、何がどうなっているのか、さっぱりわからなかった。いや、今でもさっぱりわからない。ときどき、ベートーヴェンの交響曲第5番第1楽章冒頭の動機が聞こえることだけがわかるぐらいだ。ただ、もう 30 年以上折に触れて聴いているので、たまに覚えているフレーズが聞こえると安心する。

なお、私が持っているのは第4楽章にフルートがない演奏だ。フルートがある演奏も聴いてみたい。