バッハの『半音階的幻想曲とフーガ』BWV903 を聴く2025/04/09 22:54:55

バッハの『半音階的幻想曲とフーガ』BWV903 を久しぶりに聴いた。あるビデオを見ていたら、ピアニストが演奏していたのがこの曲だった。私は昔この曲を聴いてかっこいいと思い、いろいろな演奏を聴いたり、自分でも練習したりしていた。ところがあるとき、音楽仲間がこの曲を駄曲と評していたのを知り、それからこの曲に対して距離を置くようになってしまった。今、久しぶりに(10年ぶりぐらいだろうか)聴いてみて、かっこいいし、駄曲ではないが、ふだんのバッハの鍵盤楽曲、たとえば平均律とか、イギリス組曲、フランス組曲、インヴェンション、パルティータなどとはちょっと違う、外向きの曲のような気がしている。私が思う「外向き」のバッハの曲としてはイタリア協奏曲とか、トッカータなどがあり、これらもいいと思うけれど、路線が違うという感じがする。

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