ハイドンの「ひばり」を久しぶりに聴く ― 2024/09/30 23:02:20
なんだか気分が今一つ乗らなかったので、久しぶりにハイドンの「ひばり」を聴いた。そういえば昔、ハイドンの「ひばり」を聴くという記事を書いていたことを思い出した。この記事を書いていたときも気分が沈んでいたと思う。
昔の記事では第1楽章のことを書いている。今日は第4楽章のことを書こうと思ったが、うまく書けるか自信がない。そこでもう一回、第1楽章のことを書く。
私が昔、八重洲室内アンサンブルに入った時は、ピアノを弾きたいという意思をもっていた。ただ、ピアノの方はすでにいらしていた。そんなこともあって、あまりお呼びがかからなかったのだろう。その後しばらくして、およびがかかるようになり、ピアノ専門要員として行きだした。
あるとき練習にお邪魔したら、バイオリン2人とビオラ一人がいらっしゃったが、チェロはいなかった。誰かが「ここに『ひばり』の楽譜があるから弾いてみようか」と言い出して、私だけ弦楽器が弾けないものだからチェロのパートをピアノで音を出してみた。第1楽章を引き終わって、「ああ、俺がチェロを持っていて、チェロが弾けたらなあ」と強く思った。私がチェロを買って練習し始めたのはこれがきっかけだ。およそ 40 年前のできごとである。『ひばり』を聴くと、そんな思い出もよみがえる。
第4楽章はこんな感じだ。最初に生演奏で聴いた第4楽章は遅いと感じた。たぶんここで再生できるテンポぐらいだったはずだ。でも、今ではこのぐらいのテンポでちょうどいいと思う。
ヘンデルの合奏協奏曲 Op.6-3 を聴く ― 2024/09/17 22:17:11
きのうは某所に行って、弦楽合奏曲を聴いた。なかでも印象に残っているのは、ヘンデルの合奏協奏曲 Op.6-3 ホ短調である。私はこの Op.6 のシリーズが好きで、イ・ムジチの演奏を何度も聴いている。このホ短調はあまり印象になかったが、実演を聴いて好きになった。第3楽章がなんとなくヴィヴァルディぽくてかっこいい。
ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴く ― 2024/08/15 23:59:59
ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴いた。この曲は何度も聴いているのだが、第2楽章以降がどうもあやふやだ。もっと最後まで性根を入れて聴かないといけないといつも思う。
レオンコロ・カルテットのラズモフスキー第1番を聴く ― 2024/06/28 22:45:22
レオンコロ・カルテットのベートーヴェン「ラズモフスキー第1番」を聞いた。レオンコロというのは Leonkoro と綴り、「ライオンの心」という意味のエスペラントである。ラズモフスキー第1番もなかなかよかった。
フーガの技法を久しぶりに聴く ― 2024/06/25 22:55:04
以前バッハの「フーガの技法」を聴いた話を書いた。そのあとは長らく聴いていなかったが、久しぶりに聴きなおした。今度は弦楽四重奏の形式だった。私が好きな5番はなかったが、久しぶりに充実した日を過ごしたような気がする。
シューマンの五重奏曲 変ホ長調Op.44 を聴く ― 2024/06/21 21:37:56
シューマンの五重奏曲変ホ長調Op.44を聴いた。一般に「ピアノ五重奏曲」と言われているが、原題はQuintett Es-Dur für 2 Violinen, Viola, Violoncello und Klavier op. 44 である。だから、「2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲」というのが本当だ。ピアノだけをひいきするのはよくない。
それはさておき、この曲の第1楽章の第2主題は弦による掛け合いで始まる。これを聴いて、「ソドレミ」で始まっているのに気付いた。この曲を聴き始めて40年以上になるが、今更気づいたのはおかしい。そして調べてみると、どうもこの第2主題は弦による開始の前に、ピアノで奏される箇所を起点とするらしい(楽譜に掲げた最初)。この和音はギターのコードネームでいうとF9で属和音だし、右手もソドレミではない。ただ、私の感覚からいうと、第2主題はヴィオラから始まり、チェロのそれを追いかける箇所なのだ。うーん。
「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴く ― 2024/01/23 23:21:17
「おんがく交差点」で佐藤晴真のチェロを聴いた。
バッハの「音楽の捧げもの」BWV1079からトリオ・ソナタ第1楽章を聴く ― 2024/01/18 22:04:40
バッハの「音楽の捧げもの」BWV1079からトリオ・ソナタ第1楽章を久しぶりに聴いた。王の主題はないものと思っていたら、低音部にその前半が出ていることをインターネットで知り、45年間の無知を恥じた。
メル・ボニスの三重奏曲を聴く ― 2023/12/04 23:59:59
メル・ボニスのヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲を聴いた。「晩」と「朝」の2曲だ。耳に心地いい音楽だ。
コープランドの四重奏曲を聴く ― 2023/11/22 22:52:54
アーロン・コープランドのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための四重奏曲を久しぶりに聴いた。コープランドには珍しく十二音技法を使っているが、やはり聞こえる音はコープランドだ。
楽譜は第1楽章の冒頭で、ヴァイオリンだけである。このあとヴィオラが、次いでチェロが入り、しばらくは弦楽三重奏である。ピアノは17小節から登場する。
最近のコメント