ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴く2021/12/11 19:40:10

第1楽章冒頭の楽譜を載せる。

第2楽章冒頭の楽譜は次の通り:

ここまでは、第1楽章冒頭の主題が第2楽章に及んでいるとわかる。 さて、第3楽章、第4楽章はどうか。

ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴く(2)2021/12/12 11:12:18

ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴く(1)の続きである。第3楽章は最初を聴く限り、循環形式の冒頭の旋律は出てこない。最初の4小節は序奏だろう。5小節から6小節はこんな感じだ。

これだけからすれば、あまりドビュッシーという感じはしない。似た旋律が、ラフマニノフの前奏曲Op.32-2にあったのを思い出した。似ていると思うのは私だけか。

しかし、しばらくすると、変形された旋律が浮かび上がる。私は聴いていた限りではわからず、楽譜を見ていて初めて気づいた。譜面は第3楽章の41小節から47小節である。45小節(dim.の指示がある小節)の前後で、第1楽章冒頭の旋律が思い浮かぶはずだ。

第4楽章は序奏で主題のエコーがところどころ聞こえる。これは第2楽章のような半音階の風味がかかっている。序奏のあとは15小節から En animant peu à peu の快速な部分がチェロから始まる。この節は長3度と短3度が組み合わされていることでは循環主題の断片から組み合わされていて、リズムは第2楽章の冒頭に似ている。とはいえ、私はここを循環形式の主題とは認めたくない。第4楽章で初めて循環主題とはっきり認識できるところは、終わりが近づいた 242 小節である。

ああ、これですっきりしたという感情が沸き起こる。最後に第2楽章の冒頭の節も再現して終わる。いい曲だが、ドビュッシーにしては珍しくお行儀がいいのがかえって珍しい。

ブリテンの「前奏曲とフーガ」を聴く2021/12/13 23:59:59

久しぶりにブリテンの前奏曲とフーガ Op.29 (Prelude and Fugue for 18 Strings)を聴いた。弦楽合奏曲のジャンルに入るが、18の弦楽器が指定されている(1stVn-2ndVn-Va-Vc-Cb がそれぞれ6-4-3-3-2)こともあり、実演で聴く機会はほとんどない。ブリテンの曲はどうも私には微温的に感じてあまり好きになれないが、この前奏曲とフーガは珍しく好きな曲だ。楽譜を引用したいが、私は楽譜を持っていないし、ブリテンの作品は著作権が消失していないのでインターネットから見ることができないのであきらめた。演奏は YouTube などから聴くことができる。

ブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」を聴く2021/12/14 23:59:59

ブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」を聴いた。ブリテンの弦楽合奏の曲は「シンプル・シンフォニー」がとりわけ有名であるが、私は微温的な印象を受けるので私はそれほど好きではない。ブリテンの弦楽合奏曲としてはこの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」も有名だが、私は聞いたのはつい最近だった。そのためか、やはりこの曲も微温的な印象がぬぐえないでいる。もっとも、聴いた録音が作曲であるブリテン自身の指揮によるものなので音質が今一つであり、そのために印象が悪くなっている可能性もある。何度か聴きなおせば、新たな評価が得られるかもしれない。

宝くじのコマーシャルを見る2021/12/15 23:59:59

宝くじのコマーシャルは見るたびに種類が変わっていて、よくもこれだけコマ―シャルフィルム制作にかける費用があるものだと感心してしまう。制作にかける費用を削減して、当選倍率を高くするとか、各種支援事業に回す割合を高くするなどをすればいいのに、広告制作会社の懐を豊かにすることしか考えていないのだろうか。少しはタケモトピアノを見ならえばいいのに。

それはそうと、宝くじのコマーシャルの新作では、広瀬香美が年末ジャンボの歌を歌っている。どこかで聴いた節だと思ったら、ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調の第1楽章ではないか。ベートーヴェンは有名だからいろいろな節に歌詞をつけて歌われているが、交響曲第7番に目をつけるとは恐れ入った。でも、宝くじは買わない。

ソドレミで始まるバルトークのミクロコスモスを聴く2021/12/16 23:59:59

家にある CD を眺めて、そういえばバルトークのミクロコスモスを聴いていないことに気づき、2枚組のCDから第4巻から第6巻が収められているCDをかけて、ランダム選曲で聴いてみた。私が思い出せるのは第6巻の「蠅の日記より」と「6つのブルガリアリズム舞曲」の終曲だけだ。ほかにどんな曲があったろうか。すると、冒頭が「ソドレミ」の曲があった。「いなかのブルレスク」というのは、フランス語表題 Buresque rustique からの訳だ。英語では Village Joke だし、ドイツ語では Ländlicher Spaß で、結局よくわからない。ハンガリー語(マジャール語)のFalusi tréfa を書いてみたが、いったいなんだろう。曲全体は、音階が複雑で、半音のギスギスしたぶつかりがあって、近寄りがたい。

ニールセンの序曲「ヘリオス」を聴く2021/12/17 23:59:59

ニールセンの序曲「ヘリオス」を聴いた。初めてだから、メロディーもわからず、リズムもつかめず、よくわからない。何度か聴けば、わかるかもしれない。

シベリウスの交響詩「タピオラ」を聴く2021/12/18 23:59:59

シベリウスの交響詩「タピオラ」を聴いた。おいしそうな名前だと思ったが、考えてみれば「タピオカ」ではない。しかも、わたしはタピオカをまだ食べたことがない。食べたことがないのにおいしそうというのもおかしな話だ。それはともかく、「タピオラ」を聴いたが、曲の全体像がわからない。不思議なことに「フィンランディア」はよく聴いたことがあるからわかったような気がするのだが、いったい音楽でわかりやすいとかわかりにくいとかいうことは、どういうことなのだろうか。まあ、この交響詩は傑作だそうだから、何回か聴けばどんな曲かわかるに違いない。何回か聴いたら、評価できるだろう。

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調を聴く2021/12/19 14:40:50

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調を聴いた。私はどういうわけか、バッハの無伴奏チェロ組曲にはあまり興味がなくて、むしろこのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ全3曲の方が好きだ。だいたいチェロ1本だけというのは、寂しいではないか。

最近はエアチェックしていないので現代のクラシックでバッハを弾く態度というのがわからないので憶測を承知で言うのだが、このソナタはヴィオラ・ダ・ガンバで奏されることが多くなり、チェロで奏されることは少なくなったように思う。ましていわんや、伴奏はチェンバロが当たり前で、ピアノ伴奏などは絶滅してしまったのではないかと思う。

ただ、私はこの曲集が好きなので、ピアノ伴奏でいいから、というより積極的に、チェロとピアノの組み合わせで聴きたいと思っている。チェロの譜面は、難しい。というのはもとがヴィオラ・ダ・ガンバのためのものなのでチェロにとっての高音域が平気でつかわれていて、しかも軽く書かれている。今のチェリストにとっては弾き甲斐の少ないレパートリーにおもわれているのだろう。それが私にとっては残念だ。そう思って、最近は弾けないのを承知でこのヴィオラ・ダ・ガンバ用の譜面をチェロで練習しているのだが、弾けない。譜面は第1楽章である。

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調を聴く(つづき)2021/12/20 19:21:03

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調の第2楽章である。