ドワイヤンの舟歌を聴く2021/12/01 19:46:24

ジャン・ドワイヤンが弾くフォーレの舟歌を聴いてみた。やはり私にはドワイヤンの舟歌が一番ぴったりくる。

フィビフの「気分・印象・追憶」を弾いてみる2021/12/02 23:59:59

自分が弾くこともできずに棚を占領しているピアノやチェロの楽譜がけっこうある。さすがに、一度は目を通しておかないといけないと思い、取り出したのが、チェコの作曲家であるズデニェク・フィビフ(Zdeněk Fibich)の「気分・印象・追憶」(Nálady, Dojmy a Upomínky)である。この曲集をなぜ買ったはわからない。おそらく楽譜屋で安売りされていたので買ったような気がする。

難度はそれほど高くはない。一つの曲も長くはない。落ち着いて弾ける。非常に穏健な作風だ。ただ、ドヴォルジャークのような人好きがする旋律かというと、それほどでもない。そして、ヤナーチェクのような、ひっかかりがする特異な作風かというと、まったく異なる。

面白いのは、最初の2小節が同じで、その後の進行が異なるという組が、複数見られることだ。最初の2小節が同じで実は性格を異にするか、というとそうではなく、気分的に似ている。そのあたりが、「気分・印象・追憶」たるゆえんなのだろう。

ベルリオーズの「幻想交響曲」を聴く2021/12/03 23:59:59

久しぶりに、ベルリオーズの幻想交響曲を聴いた。昔は持っているレコードが少なく、オーケストラ曲はさらに少なかった。交響曲と名がついている曲でレコードを持っていたのは、この幻想交響曲の他には、ベートーヴェンの第3番と第9番と、シューベルトの未完成、ブルックナーの第9番ぐらいだった気がする。この他に、父が買って持っていたベートーヴェンの交響曲第5番があったぐらいで、あとのハイドンやモーツァルトやベートーヴェンやシューベルトやシューマンやメンデルスゾーンやブラームスらの交響曲はすべてエアチェックで賄ったのだと思う。

幻想交響曲はほかの交響曲に比べてあまりにもドラマ仕立てなので好きではなかったが、今でもところどころは覚えている。たとえば、ワルツのメロディーとか、怒りの日のメロディーを聴くと、小学生で何もわからずに管弦楽を聴いていた無邪気だった自分を思い出す。もっとも、今だって何もわかってはいない。

リストのピアノ協奏曲第1番を聴く2021/12/04 23:59:59

久しぶりに、リストのピアノ協奏曲第1番を聴いた。私が聴いたピアノ協奏曲の中ではかなりの古株に属する。だいたい、ピアノ協奏曲が収録してあったレコードで家にあったのは、ショパンのピアノ協奏曲第2番とこのリストの第1番だけだったような気がする。あとはすべて、エアチェックしたカセットテープで聴いていたのだった。ちなみに、この第1番を演奏していたピアニストはバイロン・ジャニスだった覚えがある。

それで、このリストの第1番が好きかというと、それほどでもない。では嫌いかというと、そういうわけでもない。私が気に入っているのは第3楽章で、その理由というのもトライアングルが活躍するからだ。誰だかが「トライアングル協奏曲」と言っていたのもむべなるかな。

アベノマスクの使い道を考える2021/12/05 19:07:47

私の机の引き出しに、厚生労働省から配布された、使っていない布マスク、いわゆる「アベノマスク」が一つある。布マスクは一人に二つ一世帯に二枚(2021-12-06修正)配られたから、もう一つの、既にない布マスクはどうしたかといわれるかもしれない。この、既にない布マスクは有効に活用したことだけをお知らせする。では、残っている布マスクをどうしようか。マスクとして活用するというのも一つの考えである。しかし、私の家には不織布マスクがたくさんではないにせよ、少しはある。布マスクは小さいし、ウイルスから口や鼻を守ったり、口や鼻から出るウイルスを防いだりする力は不織布マスクより弱い。そこで考えたのは、布マスクを分解して、ガーゼとして活用することだった。具体的には、チェロを練習したあと、弦につく松脂をぬぐうのに使うことにした。物の本には、弦につく松脂をぬぐうにはガーゼがお勧めだと書いてあったのだ。もちろん、ぬぐったガーゼは洗って何度も使う。なお、松脂ぬぐいにあたっては、布マスクをそのまま使うことはせず、分解してガーゼの部分だけを使うことにした。布マスクはガーゼ部分とゴム部分からできているので、ゴムを固定している袋部分の糸を切ってほどいて、輪になったゴム部分を抜いた。なお、はずしたゴム部分も何かのときに使えそうなので身近にいる人にあげた。

私だけのアベノマスクの使い方はこれで決まった。しかし、政府は、配布していない、余ったマスクが大量にあって、倉庫に保管されているのだという。その在庫のマスクは使い道が示されないまま倉庫に眠っていて、今のところ保管料を倉庫会社に払い続けているのだという。まあ、これはムダ使いである。いい使い道があるだろうか。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を聴く2021/12/06 21:29:49

今日はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ニ短調を聴いた。最初は、ピアノ協奏曲の中でも難曲という触れ込みを気にしていて、なかなか進んで聴く気になれなかった。しかし、難曲というのはピアノの技巧のことを言うのであって、聴く技巧というのは特にないから、物おじせずともよかったのだ。今では、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調や、パガニーニの主題による狂詩曲と同じくらい、といってもどちらも1年に2,3回だが、聴いてみることがある。ラフマニノフには第1番嬰ハ短調や第4番ト短調もあるが、どちらも一度しか聴いたことがなく、全然覚えていない。機会があったら聴いてみたい。ラフマニノフの曲にがっかりしたことは、今まで一度しかないからだ。

ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」を聴く2021/12/07 19:37:32

久しぶりに、ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」を聴いた。私は、ベルリオーズの曲は幻想交響曲とこの「ローマの謝肉祭」しか聴いた覚えがない。あっ、そういえば、演奏されるのが珍しい「レクイエム」も実演で聴いた。ただ、「イタリアのハロルド」とか、「ファウストの劫罰」はたぶん聴いたことがない。それはともかく、ローマの謝肉祭は私のような無気力無関心無感動の三無主義者でも、聴くとうきうきした気分になる。打楽器が効果的に使われているからだろうか。

グリーグの「ペール・ギュント」第1組曲を聴く2021/12/08 19:45:26

ビデオにあった、グリーグの「ペール・ギュント」第1組曲を聴いた。どれも懐かしい。私がちょっと気になったのは、「アニトラの踊り」だった。昔ピアノ名曲集か何かで、この曲のピアノ独奏版編曲を練習したことを思い出した。素直な編曲だったはずだが、中声部にメロディーが来るようになっていたためか、原曲のヘミオラもあってか、妙に難しかった。やはりオーケストラ原曲を聴くのが安心できる、と妙なことを思った。

原博の前奏曲とフーガ1番を分析する2021/12/09 23:59:59

原博の前奏曲とフーガ第1番を分析しようとしている。前奏曲は 3/8 拍子のインベンション的な軽さがある。ただ、動機の構成が3小節+4小節となっているようなたくらみがある。

フーガの主題は音階主体の前半と足踏みしながら前後をさまよう後半からなり、3声でリズミックに展開される。結尾近くでは輪唱風のカノンになる。ここを聴くと「〽カエルのうたが 聞こえてくるよ」という歌を思い出す。

ドヴォルジャークの交響曲第8番ト長調 Op.88 を聴く2021/12/10 23:59:59

ドヴォルジャークの交響曲第8番ト長調 Op.88 を聴いた。昔私がオーケストラにいたときに弾いたことがあるので、どこかくすぐったい気持ちがした。楽譜は第1楽章冒頭17小節である。