バッハの管弦楽組曲第2番から「ブーレ」を聴く ― 2024/09/01 12:15:12
バッハの管弦楽組曲第2番BWV1067からブーレを聴いた。これはj序曲と同様ミラシドから始まる。興味深いのは、音楽を聴くと(移動ドで)ミ|ラーーシドレ|ミファミレ|ドのように聞こえるが、これはファーストバイオリンによるものだけではなく、セカンドバイオリンも合わさってこのメロディーになっていることだ。2小節めのファーストはミソ#ラレで、セカンドがラファミソ#となっている(下線部は音が低いことを表す)。音の高いところがつなげてミファミレに聞こえるというわけだ。序曲の冒頭や2曲めのロンドも、ファーストとセカンドの合わせ技でメロディーに聞こえるようにしているのがおもしろいが、バッハはこの管弦楽組曲でわざと狙ったのだろうか。
虹を見る ― 2024/09/02 11:11:26
天地真理の「虹をわたって」を思い出す ― 2024/09/03 09:12:57
きのう、虹を見るという記事を投稿した。そのとき、虹に関連した曲や歌があると書いた。その一つ、天地真理の「虹をわたって」を今回の記事で楽譜にした。この歌をテレビで見ていたのはもう50年以上の前のことだと知って、俺も歳をとったものだと嘆いた。当時、天地真理が〽虹のむこうは、と歌うと客席から「真理ちゃん!」という掛け声がかかっていたように思う。
エレファントカシマシの「RAINBOW」を思い出す ― 2024/09/04 14:43:28
きのうに引き続き、虹にちなんだ歌である。エレファントカシマシの「RAINBOW」である。この歌は何度も聴いているが、題名が「RAINBOW」であることを知ったのはついこの間である。歌詞に Rainbow が出てきたのかも覚えていない。調べると、かなり長い歌詞の終わりのほうで Rainbow が出て来る。まだまだエレファントカシマシを理解するには至っていない。
ポロシャツに穴が開いているのに気付く ― 2024/09/05 20:20:45
夏に外出するときは、たいていポロシャツを着る。そのうちの一つに穴が開いていた。小さいけれど、穴は穴である。さすがに外用にはならない。家で着るのにはいいかもしれないが、そのままうっかり外出してしまうかもしれない。そうなったら恥ずかしい。処分することにした。お世話になったので、写真を撮った。
昔の勤務先ではずっと昔から男性はネクタイが義務となっていたが、夏の間はノーネクタイが許されるようになった。その後金曜日だけ「カジュアルデー」という名前でポロシャツ出勤が可能になり、最終的には全日ポロシャツでよくなった。そうなったとき、毎日着ていくポロシャツに困らないよう、曜日ごとにポロシャツを変えることにした。月曜日は月の色からの連想で灰色、火曜日は赤色、水曜日は水色、木曜日は木の葉の色からの連想で緑色、金曜日は黄金の連想で橙色の5種類のポロシャツを買って、曜日ごとに着ていくポロシャツを決めた。こうした習慣は、5年以上続けていたような気がする。
この緑色のポロシャツは、木曜日に来て行くものだった。このポロシャツを着ていく出社すると、同僚から、「あれ、どこかの運送業者が来たのかと思いました」と笑われた。確かに、どこかの運送業者の制服は緑色のポロシャツだったように思ったのだが、それがいったいどこの運送業者だったのか、もう思い出せない。
作曲家と作品を考える(1) ― 2024/09/06 17:19:17
下記の X (旧 Twitter)の記事がおもしろかった。
https://twitter.com/KimSeohyeon__/status/1830798156973633629
元記事の投稿者の弟さんが、ここにある課題の作曲家と作品を全部覚えないといけないらしくて頭抱えてた...
ということである。
せっかくなので、私が【1】の表を一部清書した。罫線がうまく出ないのは勘弁してほしい。
時代区分 | 作曲者名 | 生まれた国 | 主な作品1 | 主な作品2 |
---|---|---|---|---|
バロック | ヴィヴァルディ | イタリア | 「グローリア・ミサ」 | 合奏協奏曲「調和の霊感」 |
バロック | ヘンデル | ドイツ | ハープシコード曲「調子のよいかじや」 | 管弦楽組曲「水上の音楽」 |
バロック | J. S. バッハ | ドイツ | オルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調」 | ブランデンブルク協奏曲 |
古典派 | ハイドン | オーストリア | 弦楽四重奏曲「ひばり」 | 交響曲「軍隊」 |
古典派 | モーツァルト | オーストリア | 歌劇「魔笛」 | 歌劇「フィガロの結婚」 |
古典派 | ベートーヴェン | ドイツ | 交響曲「英雄」 | 大公トリオ |
ロマン派 | ロッシーニ | イタリア | 「スタバト・マーテル」 | ウィリアム・テル序曲 |
ロマン派 | シューベルト | オーストリア | 歌曲「魔王」 | 歌曲「野ばら」 |
ロマン派 | ショパン | ポーランド | ポロネーズ「英雄」 | 前奏曲「雨だれ」 |
ロマン派 | リスト | ハンガリー | 交響詩「前奏曲」 | ピアノ曲「ハンガリー狂詩曲」 |
ロマン派 | ワーグナー | ドイツ | 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 | 「ローエングリン」 |
ロマン派 | ヴェルディ | イタリア | 歌劇「アイーダ」 | 「リゴレット」 |
国民楽派 | スメタナ | チェコ | 歌劇「売られた花嫁」 | わが生涯から |
近代 | ムソルグスキー | ロシア | ボリス ゴドノフ | 交響詩「禿山の一夜」 |
近代 | チャイコフスキー | ロシア | バレエ音楽「くるみ割り人形」 | 白鳥の湖 |
近代 | ドボルザーク | チェコ | 交響曲第9番「新世界より」 | ユーモレスク |
近代 | ドビュッシー | フランス | 春 | ピアノ組曲「子供の領分」 |
近代 | レスピーギ | イタリア | 交響詩「ローマの松」 | ローマの祭 |
現代 | ストラヴィンスキー | ロシア | 春の祭典 | バレエ音楽「火の鳥」 |
現代 | ショスタコヴィチ | ソビエト | 交響曲 No.5「革命」 | 森の歌 |
現代 | プロコフィエフ | ソビエト | 第3番 | 交響的物語「ピーターと狼」 |
引用にあたって、もとの表はヘッダで一部罫線を抜いていたが、ユニバーサルデザインの立場から罫線抜きをやめた(HTML のことばでいえば、rowspan と colspan をつかわず繰り返し表記にした)。また、赤字は課題遂行者(と思われる弟さん?)による筆記解答、黒字はもとの課題に印刷されている課題製作者による情報である。
この表を見た方々がいろいろな意見を寄せている。大別すると次のとおりである。
- このような暗記を強制するのはよくない
- 暗記を通して音楽を好きになってほしい
- その他
その他の代表は、たとえば「この作曲家がいない」だったり、課題遂行者のセンスがすごい、というものである。
私も上記記事を引用して旧 Twitter に投稿した。久しぶりのことである。私の投稿が気になる方がいるかもしれないが、それは書かない。その代わり、他で気になったことを書く。
まず、他のコメント投稿者も言っていたが、課題遂行者のセンスが凄い。ヴィヴァルディで「グローリア・ミサ」とか、スメタナで「わが生涯から」とか、ドビュッシーで「春」とか書けるのが末恐ろしい。私もかなりの曲を聴いているが、ヴィヴァルディの「グローリア・ミサ」は聴いたことがない。
あとこれは、センスではないが、あえて総称で呼んでいるのも意図してか否かは知らないが面白い。話題になっていたのはプロコフィエフの「第3番」であるが、これはピアノ協奏曲の第3番だろうか、交響曲の第3番であれば渋すぎる、などの意見があった。プロコフィエフの第3番といえば、他に何があったはずと気になったが思い出せず、作曲家辞典を引いてピアノソナタ第3番もあったことに気づいた瞬間、恥ずかしさで気絶しそうになった。知人が練習して、そして私も練習したことのあるピアノソナタ第3番に気づかなかったのはいったいなぜだろう。ちなみに、交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノソナタ以外で第3番と称するジャンルはプロコフィエフにはなさそうだ。総称と言えば、バッハのブランデンブルク協奏曲があるが、これは第何番を指しているのだろうか。それとも、ヴィヴァルディの課題製作者による情報「調和の霊感」だって計12曲あるのにどれかも書いていないのだから特定する必要はないと思ったのだろうか。
コメントに対してコメントしてみるのもありだろうか。かりにこれがテストで出たとして、穴埋めで最も多くの空欄に当てはまる万能曲名があるとすれば何か、という観点から、「交響曲第1番」や「ヴァイオリン協奏曲」などを挙げる意見があった。そうすると、「交響曲」として埋めて正解となる作曲家は少なくとも11人いる。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ロッシーニ、スメタナ、ドボルザーク、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコヴィチ、プロコフィエフである。スメタナの交響曲の名前は「祝典交響曲」であるがここに含めている。なお、この記事を書くにあたってストラヴィンスキーの作品一覧を調べて、交響曲第1番があることを初めて知った。一方、ヴァイオリン協奏曲ではヴィヴァルディ、バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、チャイコフスキー、ドボルザーク、レスピーギ、ストラヴィンスキー、ショスタコヴィチ、プロコフィエフの12人である。ただし、レスピーギは「グレゴリオ風協奏曲」を事実上のヴァイオリン協奏曲とみなした結果である。ヘンデルにはヴァイオリン協奏曲がないのが意外だった。ヘンデルの協奏曲はほとんどがオルガンが合奏協奏曲の形をとっている。ほかには多くの作曲家が書きそうな「ピアノソナタ」、「ヴァイオリンソナタ」、「弦楽四重奏曲」などが習作も含めて候補にあがるが、調べるのが面倒になってきた。意外に侮れないのが「スターバト・マーテル」で、ここに名のある作曲家では、課題遂行者が載せたロッシーニのほか、ヴィヴァルディ、ハイドン、シューベルト、ドボルザーク、ヴェルディの計6名が曲を残している。
八重洲室内アンサンブルの演奏会に出る ― 2024/09/07 23:59:59
八重洲室内アンサンブルの定期演奏会に出た。場所は例年と同じ、上野の旧東京音楽学校奏楽堂だった。今回は次の曲目であった。
- ラフマニノフ:ヴォカリーズ
- レスピーギ:古風な舞曲とアリア第3組曲
- ベートーヴェン:セリオーソ(弦楽合奏編曲版)
アンコールはバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏した。まずはこれだけ。
のど自慢で宮本浩次に似た人が出ているのを見る ― 2024/09/08 15:05:30
昼ののど自慢を見ていたら、最初に出場していた人がエレファントカシマシの「俺たちの明日」を歌っていた。衣装が宮本浩次に似ていて、所作も当人と思しきところがあってけっこうおもしろかった。この人は合格していて、その後も髪をかきむしったり、両手で投げキッスしていたりして、なかなか当人を研究していることがわかった。
作曲家と作品を考える(2) ― 2024/09/09 10:30:43
すこし前に、作曲家と作品を考える(1)という記事を書いた。今日はこれを受けて、引用した教材の【2】の問題を清書した。
【2】次の作曲家の作品をア~コより選んで( )の中に記号で書きなさい。
作曲者名 作品名 (1) 滝 廉太郎 ( ) ア.この道 (2) 武満 徹 ( ) イ.涅槃交響曲 (3) 山田 耕筰 ( ) ウ.夏の思い出 (4) 中田 喜直 ( ) エ.ノヴェンバー・ステップス (5) 成田 為三 ( ) オ.浜辺の歌 (6) 宮城 道雄 ( ) カ.平城山 (7) 團 伊玖磨 ( ) キ.歌劇「夕鶴」 (8) 小山 清茂 ( ) ク.荒城の月 (9) 黛 敏郎 ( ) ケ.春の海 (10) 平井康三郎 ( ) コ.管弦楽のための「木挽歌」
課題解答者は全問正解している。今回は課題解答者の解答は引用しなかった。元気がある人は挑戦してほしい。
こちらに関しては西洋のクラシック音楽ほどは話題にならなかった。仕方がないだろう。私が気になったところを以下挙げる。
まず、ルビである。今回は引用にあたってルビを振らなかったが、振ってあったのが
それから作品名なのだが、ある作曲家は歌劇や管弦楽であるのに対し、ある作曲家は歌曲である。有名な曲となると分野がわかれてしまうのかもしれないが、ちょっと残念だ。すべてを歌曲あるいはもう少しみんなに馴染みのある曲に寄せることはできないだろうか。例えば、武満ならば、音楽史的に有名な「ノヴェンバー・ステップス」の代わりに、敢えて、「死んだ男の残したものは」はどうだろう。私が最初に聞いた武満の曲でもある。小学校4年生のときに、担任の先生がギターで弾き語りしてくれたのだ。團伊玖磨は当然「ぞうさん」だ。そして、黛敏郎は、広く知られている歌こそないものの、「スポーツ行進曲」は、私のようなロートルは知っているはずだ。
フルバリ千住曙町店に行く ― 2024/09/10 21:53:00
東京都の東のほうにフルバリというインドカレー料理の店がいくつかある。今日はその一つ、千住曙町店に行った。京成線の京成関屋駅と東武スカイツリーライン(いいにくい)の牛田駅の近くにある。日替わりカレーはチキンとなすのカレーということでこれを食べた。、カレーのほか、サラダ、ミニサフランライス、ナン、チキンティッカ、タマネギピクルスとドリンクがついて、900 円だった。ナンとライスが同時に食べられるカレー屋はけっこう珍しい。カレーの量はけっこう多かったので驚いた。辛さは4辛にしたが大丈夫だったので、次はもう少し辛いレベルにしよう。元となるカレーは甘いが、これは調味料の甘さというよりは元となる野菜の甘さだろう。ナンをおかわりしたときに「普通の大きさで大丈夫ですか」と聞かれ、大丈夫と答えたら、最初に来た時のナンと同じ大きさだった。最初に来たナンよりさらに熱かったが、焼きたてなのだから当然だな。満足して店を出た。
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