宮本浩次の弾くギターを見て考える2022/01/21 23:59:59

私はロックのことなどわからないし、またギターのこともわからないことを最初にお断りする。

身近な人の影響で、エレファントカシマシの宮本浩次がギターをかき鳴らしながら歌う映像を見ることがよくある。宮本のギターを見ていると、左手がほぼセーハ、バレーの形なのだ。私はギターを弾けないが、ギターでコードを弾くときにセーハの形をするのは F ぐらいだろうと思っていたので、これは意外だった。どうしてセーハを崩さないのだろうかと不思議に思っていたが、一つの仮説として、メジャーコードだけで進行させる場合は、セーハを含む左手の全体の形を保っておけばルートが変わるだけであり、その結果手全体をシフトさせればコードの細かな形を覚える必要がないわけだ。もちろん実際のコード進行はセブンスは省くとしてもメジャーだけでなくマイナーもディミニッシュもオーギュメントもsus4もあるわけでけっこうふつくざつだが、そこをうまくやっているのが宮本のすごいところだろう。