原みつるとシャネル・ファイブの「稚内ブルース」を聴く2021/05/29 22:00:51

世の中には私の知らないムード歌謡がたくさんある。そこで、有名どころを聴くことにした。有名どころの基準には、Wikipedia でグループと曲がそれぞれ独立項目として記事があることとした。

そんなわけで今日は、和田弘とマヒナスターズの「誰よりも君を愛す」につづき、原みつるとシャネル・ファイブの「稚内ブルース」を聴いてみた。リードボーカルは、艶というよりはドスが強い。ジャケットに「ダイナミック演法」とあるのはこの歌唱方法をいうのだろうか。ムード歌謡の多様性を示すものといっていいだろう。歌詞も面白い。サビの1番は「〽稚内あとがない」、2番は「〽稚内さきがない」、そして3番は「〽稚内わからない」と見事に韻を踏んでいる。コード進行も、あれ、と思う意外性がある。楽譜の聞き取りには難渋した。最後の崩しかたが尋常ではない。