ドイツ語を聞き間違える2018/01/03 21:19:28

つれあいが「まいにちドイツ語」の録音を聞いていた。私も一緒に聞いていたら、ドイツ語で「たいぎい」という声が聞こえた。それも何回もだ。つれあいの「たいぎい」はしょっちゅうだが、ドイツ語も「たいぎい」というのだろうか。テキストは買っていないので確認できないのだが、どうやらその後の日本語による解説を聞いた結果、ドイツ語の「オスタルギー」“Ostargie”の「タ」以降が「たいぎい」に聞こえた、という結論に達した。ちなみにオスタルギーとは造語で、東を意味する ost と郷愁 Nostargie のかけことばで「東ドイツがあったころの東ドイツに対する郷愁」を意味する。この講座の最後で講師が「オスタルギーということばは使う人によって意味が違う」とも言っていた。

私にはオスタルギーに相当するものはないが、一つだけ東ドイツを想起させるできごとを記す。私が学生だった1980年代前半、同じぺーテルス版の同じ楽譜なのに高いほうが二千円以上、安いほうが千円以下というのがあった。よく見ると、安いほうはライプチヒで発行されていた。ライプチヒといえば、私はバッハが住んでいた場所として、またメンデルスゾーンが率いたライブチヒ・ゲバントハウス管弦楽団の名前として知っていたが、そのとき楽譜の値段の謎を調べて初めて、ライプチヒは東ドイツに属していたことを知った。

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