宮本浩次「俺と、友だち」日本武道館公演に行く2025/10/28 00:19:00

きのうは宮本浩次「俺と、友だち」日本武道館公演に行ってきた。それにしても宮本は本当にエネルギーが凄い。果てることなく、動き回っている。私のような老人とはいくつも違わないはずなのに、なぜこんなにも舞台を走り回れるのだろう。日頃の訓練の賜物だろうか。

細かな不満をいえば、『冬の花』で、最後の宮本の独白がキーボードのソロの音が大きかったので聞こえにくかったとか、『I AM HERO』の最初のあたりでアンサンブルがちょっと乱れたりしただとか、そんなことが気になったが、そんなことはどうでもいい。宮本も、バックのメンバーもすばらしい。いいものを見て、聴いて、幸せな夜だった。

新ヶ江幸弘氏の「四銀詰」の解説を見る2025/10/27 14:08:19

最近、YouTubeを見てしまっている。時間の浪費のような気がしていたのだが、この動画は見てよかったと思った。 詰将棋の世界では「四銀詰」といえばこれを意味するほど有名な新ヶ江幸弘氏の「四銀詰」が、なんと作者本人が解説しているという貴重な映像が、つい最近公開されたのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=JB6QoTwNgIU

この解説を見ると、変化手順や紛れのほか、作図にいたった経緯や推敲の過程までわかる。決定図では、攻方☗1八香となっているが、当初完成したときは攻方☗1八歩だったこと、これを攻方☗1八香にした理由まで解説されていて、あっという間の30分だった。

選挙を考える2025/10/26 09:23:26

今日は越谷市の市長選の日である。雨が降っているが、投票に行くつもりだ。

思い出してみれば、私は選挙権を得て以来、国政選挙や地方自治体の選挙があれば必ず投票してきた。これは別に威張れた話でもなんでもない。ありがたかったのは、投票権を行使できたことだ。つまり、今まで自分が住んできた選挙区や自治体で、無投票当選で首長や議員が選ばれることは今まで一度もなかった、ということだ。

今回同日に埼玉県の自治体の首長選挙が越谷以外にもあるが、私が驚いたのは熊谷市長が無投票で選ばれたことだ。熊谷市といえば埼玉県の代表的な市で、暑い夏で知られている。新幹線の駅もあるし、JR のほか秩父鉄道も乗り入れている。そんな都市で市長が無投票で選ばれたことが驚きだった。

私も将来別の場所に住むことがあるかもしれない。そうするとその自治体の首長や議員が無投票で選ばれることがあるかもしれない。いや、今住んでいる越谷でも、将来無投票で首長や議員が選ばれることが起こりうるかもしれない。そう思うと、やはり選挙は大事だと思うのだった。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴く2025/10/25 10:48:02

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を久しぶりに聴いた。第1楽章と第3楽章の冒頭の節は覚えているのだけれど、第2楽章はどうだったか、さっぱり記憶にない。調べて楽譜にしてみたのだけれど、俺が死ぬまでに覚えられるかどうか、はなはだ疑わしい。もっとも、覚えなくても何も困ることはないだろう。それより、この第2楽章を味わうことができるのかどうか、これがはなはだ疑わしい。


范文雀を思い出す2025/10/24 10:48:06

NHKの「ばけばけ」を朝見ていると、ある学生が「大磐石」と呼ばれていることを受けて、別の学生が「こいつは大磐石だが俺は半分弱だ」と自嘲している場面が何度かあった。これを受けて、私は「ハンブンジャク」という音を脳内で「范文雀」と変換したし、私の身近にいる人も同様だったようだ。私たちのような人はまだ全国に多くいると信じる。

シベリウスの「4つの伝説」を聴く2025/10/23 16:33:12

シベリウスの「4つの伝説」(レンミンカイネン組曲)を聴いた。「トゥオネラの白鳥」と「レンミンカイネンの帰郷」は聴いたことがあったが、「レンミンカイネンと島の乙女たち」と「トゥオネラのレンミンカイネン」は初めて聴いたと思う。もっとも、「トゥオネラの白鳥」も、<コールアングレがきれいだな>ぐらいの雑な感想しか抱いていなかったぐらいだ。

ビデオに撮っておいた4曲を、最初は1曲ずつ聴く予定だった。しかし、最初の「レンミンカイネンと島の乙女たち」が期待していたより良かったので、この際まとめて聴くことにしたのだった。まだまだ4曲の性格がわかるほどではないが、これからも繰り返し聴いていこう。

タカーチ弦楽四重奏団を思い出す2025/10/22 10:24:55

このところのニュースを聞いていて、とつぜんタカーチ弦楽四重奏団という団体を思い出した。私は、タカーチ弦楽四重奏団の演奏を聴いたことがあったかどうかまったく覚えていないが、この団体の名前はなぜか憶えていた。家にタカーチ弦楽四重奏団のCDはないはずだが、部屋の整理をするとひょっとしたら出てくるかもしれない。きっと、部屋の整理をしろという天のお告げなのだろう。少しだけ整理をしてみよう。

チェロの稽古に行く2025/10/21 23:28:22

チェロの稽古に行ってきた。いつもならば先生のところで習っている曲を持って行くのだが、今日は私が無理にお願いして、別の場所でいろいろ困っている、別の曲について教わりに行ってきた。少ししか身に付かなかったが、それでもだいぶ助かった。ありがたいことである。

マーラーの『子供の不思議な角笛』を聴く2025/10/20 21:58:55

マーラーの『子供の不思議な角笛』を管弦楽伴奏版で聴いた。

マーラーはどうも苦手だ。どうしてかはわからないが、たぶん大規模なものが苦手な性分だからではないかと思っている。マーラーの楽曲は尺も編成も大規模だからだ。とはいえ、せっかくビデオに撮ってあるのだから聴かない手はない。『子供の不思議な角笛』の一部を聴いてみた。

『子供の不思議な角笛』のうちの何を聴いたかというと、実は思い出せない。Wikipedia によれば全12曲とあるが、いろいろ出入りがあるらしく、最大で15曲という勘定もあるらしい。こういうところが私は気になってしまうので、楽曲そのものに集中することができない。

聴いてみての感想は、マーラーの交響曲みたいだなあ、ということだった。同じマーラーが作っているのだから当たり前だ。マーラーは交響曲に平気で歌を入れるから特にそう感じるのだ。事実、この曲集のうちの何曲かは交響曲に転用したりしている。

歌なのだから、ドイツ語の歌詞の意味がわからないと歌曲全体を理解するのは困難だろう。ビデオで見たのだから意味は字幕に出ていた。だがしかし、私は音楽の理解だけでなく、日本語の理解力にも乏しく、字幕を見てもわからないことが多かった。たとえば「この世の生(暮らし)」を聴いたが、結局子供がパンを食べられずに(飢えて)死んでしまった、ということしかわからなかった。これでは楽曲の理解にとうてい役立つとはいえないだろう。

私は結局マーラーの歌曲に縁がなかったのだろうか。

調子を崩す2025/10/19 14:54:07

最近、調子を崩している。体のどこそこが痛いということはないのだが、気分が冴えない、というのが調子を崩していると主張する理由だ。ただ、気分の冴えはふだんからあるかというと、もとからない。普段から冴えていないのを不調と自覚していなかった、という自分の感覚の鈍さによって、今までなんとかなってきたのだった。ところが最近は、気分が冴えない、という思いがずっと頭の中でぐるぐる回っていて、だんだん冴えない程度が増しているように感じられる。

冴えない、と書いたのにはもう一つわけがあって、かつて会社員だった時代に眠っているときに悪夢で目を覚ましたり、起きているときわけのわからない罪の意識に苛まれされたりして苦しむことが、このところ数日に一度、起きている。たぶん、この引き金になったのは秋になって日照時間が短くなり、気温も下がったことによるものだろうと思っている。確か以前も、秋から冬にかけて鬱のような症状になったような気がしている。

ということは、これは気候によるものだということなのだろう。そう決めてしまいたい。そして、こんなことを書くのは、もうこれきりにしたい、と思う。

会社を辞めた今でも週に1,2度は外に行く用事がある。傍から見ればたいしたことのない用事に見えるけれど、それでもその用事で人と会って自分がなす義務を負っている。たとえ調子を崩していても、そんな義務を滞りなく遂行しなければならないと考え、なんとかその日その日を生きている。