ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」を聴く2025/04/24 22:58:11

ショスタコーヴィチの交響曲第7番ハ長調 Op.60「レニングラード」を聴いた。私はロシアの地理に疎いので、レニングラードはどこにあるのだろうと思って本曲を聴きながら地図帳で探したほどだ。今のサンクトペテルブルグにあたるこの都市は、フィンランド湾に面していることがわかった。そういえば、サンクトペテルブルグのことを、後藤明生はよく書いていたような気がする。というのも、ゴーゴリの「外套」の舞台となったのが、このサンクトペテルブルグだったからだ。

それはともかく、本曲の第1楽章を聴いていて、気になるフレーズがあった。アリナミンVのコマーシャルに使われた、戦争の主題のところである。私はこのアリナミンVのコマーシャルを当時見ていたかどうかははっきりと覚えていないが、なんとなく気になってしまうのだ。

この作品は長いので、きのうときょうの二日に分けて聴いた。私が気に入ったのは、第3楽章で弦楽の厚みのある合奏が長く続くところだ。