本の「自炊」を再開する2023/11/16 22:56:16

最近、老眼のせいもあり、本を読むのがつらくなってきた。だからあまり本が読めない。読めない本を保管するのは場所をふさぐだけなので、処分したい。しかし、処分するのもしのびない。そんなことを思っていたら、本を裁断して、スキャナーに読み込ませる、ということができることを知った。いわゆる「自炊」である。自炊してから処分すれば、多少はしのびないと思う気持ちを和らげることできるはずだ。そう思ってスキャナーを購入して十年以上前である。

結局スキャナーに読み込ませた本はほとんど見ていないが、何もせずに処分するよりはましである。再度文庫本を中心に多分読まないだろう本の自炊を再開した。ところが、けっこう文庫本は丈夫なのだ。丈夫な本を引きちぎったり裁断したりするのはやはり気がひける。ただ、場所ふさぎになるよりはいいだろう。そう思って、手を合わせて成仏できるようにと祈りながら自炊している。