日浦市郎八段の実力に感嘆する2022/03/16 20:21:27

日浦市郎という将棋プロ棋士八段がいる。この棋士は、地味に強いと思う。なぜかというと、プロ棋士のリーグである順位戦C級1組の地位を、1989 年度から 2022 年度までの32年間、ずっと維持しているからである。C 級1組というとそれほどの格でもないと思うかもしれないが、とんでもない。確かに、順位戦リーグは A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組、フリークラスとあるから下から数えたほうが速いが、棋士の格をめぐる戦いだから、数ある棋戦の中で最も鎬を削る場といえるだろう。その場で、昇級することもなければ降級することもないというのは、驚嘆すべき成績である。

日浦八段が C級1組に居続けている間、何人もの棋士がB級2組以上に昇級した。しかし、そのような棋士の中にも降級してC級1組に戻り、さらにC級2組に降級した棋士もいる。最初はそのような棋士を調べようと思ったがやめた。そんなことを調べるよりも、日浦八段がC級1組に居る実力が素晴らしいからである。

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