シチェドリンのピアノ協奏曲第1番を聴く2021/12/25 18:42:04

取りためていたビデオで、シチェドリンのピアノ協奏曲第1番を聴いた。現存する作曲家のものなので現代曲ふうの厳めしい相貌を予期していたが。しかし実際には思ったほどの厳めしさはなく、楽しめるものだった。独奏のピアニスト曰く、民謡が下地にあるから……ということを言っていたので、聴きやすさはそのあたりにあるのかもしれない。第1楽章は冒頭から鳴り渡るトランペットの響きがいい。第2楽章はトッカータ風のピアノの細かな響きが楽しい。第3楽章を聴くと心がゆったりする。そして第4楽章は、・・・・・・あまりよく覚えていないが、気分がうきうきしたような気がする。

私はシチェドリンの作品を全く知らず、それまで聴いた(弾いた)ことがあるただ1つの作品が「2声のインベンション」という、ちょっと人をおちょくったような皮肉を感じる作品だったから、正面切って感動を誘うようなピアノ協奏曲を書いていたとは驚きだった。

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