エレファントカシマシの「星の砂」を聴く2021/09/26 09:53:28

最近、エレファントカシマシの音楽を聴いている。今回は「星の砂」の歌い出しを楽譜に書き起こしてみた。

歌詞にまず驚いた。「日本の神を中心にして」とは、まるで森喜朗ではないか。もっとも、この「星の砂」が収められたアルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』が発売されたのは1988年3月21日、森喜朗の「神の国」発言があったのは2000年5月15日だから、エレファントカシマシは10年以上先んじていたことになる。もっとも、エレファントカシマシには思想性はないだろう。理由は「日本」を「にほん」と発音していることだ。国粋主義の詞ならばおそらく日本を「にっぽん」と呼ぶだろう。

さてサビになると一音、ワンノートで「星の砂」を連呼する。ワンノートの主題というのは「ワンノートサンバ」や原博のフーガなどがあり、思ったより多い。サビで使われたワンノートは極めて少ないはずで、私が思い出せるのは「ザ・カセットテープ・ミュージック」で「1音サビ」として取り上げられた浅香唯の「恋のロックンロール・サーカス」だけだ。「星の砂」もそうだが、このサビのインパクトが強い。

最初から最後までワンノートというのは、筒井康隆が「歌と饒舌の戦記」で戯作的に登場させた「ワンノート北海道」があるが、もし本当にあるのだったら聴いてみたい。

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