東京オリンピック・パラリンピックを考える2021/06/04 19:22:12

私がここで書くことは、東京オリンピック・パラリンピック 2020 は中止すべきだ、ということだ。以下長文でしかも関係ないことを延々と描いているので、不愉快な方はここから去ることを勧める。

今でもノンポリ学生ということばがあるのだろうか。私もノンポリだ。政治にはかかわりたくないと思っている。少なくとも、積極的にはかかわりたくない。思想とか、党派とか、宗派とか、そういうのは御免被る。とはいえ、とりあえず社会があって、その社会の中で人間として暮らしている以上、政治とは無関係ではいられない。そんなわけで、消極的には政治に関わるしかない、と腹を括っている。たとえば、国政選挙や、地方自治体の選挙には、欠かさず投票している。これはブログでも書いたと思うが、投票権がもったいないからだ。あらずもがなのことを付け加えれば、特定の組織から特定の立候補者に入れるような誘いがあったときでも、そのような立候補者に票を投じたことは一切ない。

一度、勤務先で、勤務先のある組織から特定の候補者に入れるような働きかけがあったが、私はその候補者に投票することはなかった。入れなかった理由は単純で、その候補者を応援するために日章旗に寄せ書きするよう組織から促されたからだ。 私は当時、国旗を汚すような行為は犯罪だと思っていたので、犯罪に加担する行為を促す候補者を信用することはできなかったのだ。ちなみに、国旗及び国歌に関する法律が成立するはるか前のことである。寄せ書き事件のとき、私は日本国の国旗が日章旗だと恥ずかしながら思い込んでいたし、国旗を損壊することの罪は外国旗のみにのみ、しかも侮辱の目的をもってという条件つきで適用されるということを知らなかった。

ノンポリということで長い問わず語りをしてしまった。それはともかく、最近考えていることは、東京オリンピック・パラリンピックの開催についてである。私は、オリンピックの開催については、関心がなかった。2年前だろうか、職場の同僚から「東京オリンピックで何か見に行きたいと思いますか」と聞かれたとき、「興味がないから行きたいとも思わない」と答えることはさすがにはばかられた。私だって空気を読む。だから「そうですねえ、ほとんど人気がない競技だったら見に行きたいですね。すいているから」と答えた。もっとも、この答でも、質問者の気を削ぐには十分すぎたかもしれない。その後の話題は途切れた。

相変わらずどうでもいいことを書いている。東京オリンピック・パラリンピック 2020 (以下五輪)についてどう考えるか、ということである。テレビで菅首相が、五輪開催は「安全・安心」うんぬんということを繰り返している。では官邸はどう考えているのだろうか。調べてみた。

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokushu/shisaku.html

2021年6月4日現在、次のように書かれている。

東京オリンピック・パラリンピックなど注目施策
我が国の将来の絵姿を具体的に示しながら、
スピード感を持って実現していきます。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会
夏の東京オリンピック・パラリンピックは、
人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として、
また、東日本大震災からの復興を
世界に発信する機会としたいと思います。
感染対策を万全なものとし、
世界中に希望と勇気をお届けできる大会を
実現するとの決意の下、
準備を進めていきます。(首相官邸HP)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/index.html

緊急事態宣言が現にいま出されているにもかかわらず、人類が打ち勝った証はどう示すのだろうか。感染対策を万全なものとし、とあるが、現に感染者が日本で出続けている。世界中に希望と勇気、とあるけれど、希望だけで感染者を抑えることはできず、勇気は無謀とは違う。いや、決意さえしてればいいのか、と妙な読み方をしてしまうではないか。