本のカバーを修理する2018/09/24 22:46:56

私が持っている本には、たいていカバーをかけている。書店がかけてくれるカバーもあるが、たいていは自分がカレンダーから切り抜いた写真をカバーにしている。そのなかで異色なのは、昔の人工知能学会誌を送ってきてくれる時の封筒を使っていたときのものがある。判型がB5判だったときは青色で、判型がA4版になったときに黄色にかわった。そのうち封筒も紙からビニールになり、そうなったらカバーとしては使えなくなりすぐに捨ててしまった。そしてそのうち人工知能学会も退会してしまった。昔、人工知能学会に入っていて一番お世話になったのは、論文の解説でも、最先端の知識でもなく、この封筒を利用したカバーだったといえる。

それで修理というのは、何年も使っていると折り目が弱くなってくるので、そこを補強する作業である。内側に折りたたまれた部分で使わないようなところを切り抜いて補強の紙を作り、折り目が弱くなったところに糊をつけて、補強の紙を貼る。こんなことなんか修理の範疇にも入らないし、何の得にもならないけれど、ついやってしまうのだな。