「8時10分前論争」ということばがあることを知る ― 2025/06/26 13:25:17
少し前に聞いた話だ。〇時□□分前というのは具体的に hh 時 mm 分のことを指すのか、ということで話題になったという。
私はこの論争に巻き込まれたくないので詳しいことは言わないが、〇時□□分前という言い方が日本語にあるのを知ったのは、昔NHKラジオ第2で放送されていた「基礎英語」という番組やそのテキストでだった。It's quarter to eight. という言い方が紹介されていて、これは「8時15分前、という意味です」と先生は言っていた。そのときにいろいろな意味で驚いたことを覚えている。第1に、7時45分を意味するときにhh時mm分前という言い方で、hh 時 より mm 分以前の時刻を表す言い方があること、第2に、「前」の意味で to を使うこと、第3に15分の間隔を表すときに 1/4 を表す quarter を(平気で!)使うことだった。
ついでに、さきほどの話題とは別に、昔どこかで聞いた話を披露する。たとえば集合時間や会議開始時間で「8時までに集まってね」というと、8時という表現にかかわる有効数字を勝手に解釈する(いわゆる遅刻する)人がいるので、わざと「7時50分集合です」とか「7時54分会議開始です」と言って有効数字を意識させる人がいる、ということだ。私も面白がって2度この有効数字分1桁法を使ったことがある。
最後にまじめな労働の話をする。労働基準法では始業時間・終業時間は1分単位で計測しなければならず、時間外労働による賃金は1分単位で計測しなければならない(例外あり)。私は以前、15分単位でしか始業・終業時間を計測できないシステムを使わなければいけなかった職場にいて、労働基準監督署の査察を受けたとき監督官にシステムの不備を指摘された苦い経験がある。俺が導入したシステムでないのに、どうして指摘をされなければならないのか、と憤った経験がある。そしてシステムを設計した人間は労働基準法も知らなかったのかと暗澹たる思いに囚われたのだった。
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